空色のきもち

晴天の日も、雨の日もあるけれど、好きなものと一緒に毎日を過ごしています。

『ブラザーウルフ』23-13

2023-02-16 23:05:07 | 本の森
『そして、ぼくは旅に出た』
の大竹さんが、ノースウッズへ旅立ったきっかけとなった本。

運命の出会いだったんだね。

そして何となく、
「本当にある本なんだ…」
変な感動。
例えて言うなら、子供の頃
芸能人って本当に生きているんだ…
って思ったのと同じ感覚。
(テレビという別世界の生き物だと思っていた。
決して街中なんかですれ違うことなどありえないのだ、と。)

本にあふれている
オオカミの躍動感。
その瞬間を切り取って写真におさめる写真家の能力。
そしてひしひしと伝わってくる、
「このオオカミたちが撮影された場所には、
人間などという部外者は確実にいないであろう」
自然のただ中で、人工的な音は皆無なんだろうなと容易に想像ができてしまう環境。
どれもただただ圧倒される。

憧れる気持ちはわかる。

でもここから得られたのを頼りに、
探しに出かけていく、
いや、行かなければ!
とでかけていった大竹さんもただ者ではないな…。


どれだけリスペクトしているのか、
憧れて求めるとはこういうことかもしれないなと
改めて考えまして、
まだまだ足りないわね、私、と思うのです。




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