《試練》――現在史研究のために

日本の新左翼運動をどう総括するのか、今後の方向をどう定めるのか

岸、水谷らの星野闘争への襲撃を許すな

2016-01-11 20:03:54 | 『革共同政治局の敗北』の感想、批判
岸、水谷らの星野闘争への襲撃を許すな
(6・6全国討論会「基調報告」の抜粋)
金山 克己(星野文昭さんをとり戻そう!全国再審連絡会 事務局)
2015年6月6日
http://fhoshino.u.cnet-ta.ne.jp/pages/01-2015/15-6.6kichou.html

《投稿者コメント》革共同の側からの『革共同政治局の敗北』への数々の反応のうち、あまり知られていない金山克己氏の発言を紹介する。星野文昭さんをとり戻そう!全国再審連絡会議が15年6月6日に開いた全国討論会の基調報告からの抜粋です。特徴的なことは、いくつか断罪のための強い表現を使用しているが、無理をして断罪していることが明らかなことです。どこが「星野闘争への襲撃」なのか、よくわかりません。とくに政治局が「最大のスパイ」とレッテル貼りをしたのに、中央指導部の一員である金山氏の発言に「スパイ」という表現が出てきません。革共同内部では著者らが「スパイ」とは信じられていないのでしょう。『革共同政治局の敗北』が革共同内でさらに読まれるよう期待したいものです。
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6.6全国討論会 基調報告
戦争と改憲の安倍政権を打倒し星野文昭さんを取り戻そう
全国で絵画展・集会を成功させ9・6徳島刑務所デモへ

[Ⅰ]ゼネスト情勢で戦争国家を打ち破ろう
(略)
[Ⅱ]1~5月の闘いの中で星野絵画展・集会が大成功
(略)
[Ⅲ]再審闘争
(略)
[Ⅳ]労働者階級と一体でゼネスト情勢を切り開く星野さんの闘い
(略)

[Ⅴ]岸、水谷らの星野闘争への襲撃を許すな

(1)獄中40年への敵対

 『革共同政治局の敗北』という目を疑うようなタイトルの本が出版されました。著者は、水谷保孝と岸宏一。二人とも革共同政治局員でしたが、2006年に関西を中心にした労働者の決起によって打倒され、追放されました。
 絶対に許せないのは、この二人が星野文昭さんの獄中40年不屈の闘いに敵対し、自分たちのように早く転向・屈服しろと迫っていることです。二人は、星野さんが全人生をかけて命懸けの闘い貫いていることに敵対し、憎しみを向けているのです。
 二人は、「安保・沖縄闘争こそは革共同の真骨頂を示すたたかい」と偉そうなことを言っていますが、その闘いの最先頭に立ち、今なお獄中闘争として貫いている星野文昭さんのことは文字通りただの一言も書いていません。星野さんの闘いに触れた瞬間に、そこから逃亡している自分たちの破産が明らかになってしまうからです。

(2)労働者階級への絶望

 この本は最初から最後まで、労働者階級への絶望で貫かれています。まるで政治局の力関係や駆け引きで革命の成否が決まるかのようなイデオロギーを、恥ずかしげもなく表明しています。
 これは、星野さんとは180度対極に位置するものです。星野さんは労働者階級を心の底から信頼し、その勝利を確信して獄中40年を闘っています。星野さんに背後から襲撃をかけるのがこの本の目的です。

(3)完黙・非転向の否定

 この本は、誰よりもまず警察・国家権力に読ませるために書かれました。読むに耐えないデマまみれの「革共同政治局の事情」を書きつらね、警察権力に売り込んでいます。こんなことは、戦前の転向者・佐野、鍋山でもやりませんでした。星野さんや全学連126人の完黙・非転向を否定し、憎しみを表明しているのです。
 二人は2006年に「革共同を離れた」とふざけたことを言っています。最高幹部であった二人が自由意志で革命闘争から「離れる」ことなど許されません。二人は打倒され、追放されたのです。それをごまかすために、星野さんに転向を要求しているのです。
 星野闘争の名において徹底的に弾劾し、粉砕しよう。

[Ⅵ]6-8月の激闘を闘いぬき9・6徳島刑務所デモへ
(略)
 結語-9・6徳島刑務所デモに総決起しよう
(略)

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