死んだらどうなる?

誰もが一度は抱く関心「人間は死後どうなるか」を中心に、あの世、生まれ変わり、守護霊等について詳しく解説していきます。

日本で動物霊の障りが多い理由 

2007-04-25 | 現代人が堕ちやすい畜生道と色情地獄
正太 「そうそう。昔風にいえば「ダッコちゃんスタイル」でしがみついていることが多いんだね。霊が憑依してくる部分というのは、そこに何か引っかかりがあるんだよ。つまり、鬱血していて疲労素や痛みがあるような箇所というのは、霊的に見ると、そこに暗い陰りができているんだ。それは、ちょうど東洋医学でいう「つぼ」のあたりなんだよ。動物霊が憑依する箇所なんかは、それとよく似たところなんだね」

勇二 「動物霊? というと動物もやっぱり霊なのかい?」

正太 「もちろん動物も霊なんだよ。まあこれもここで説明しだすと長くなるけど、動物霊の障りというのは二種類あるんだね。ひとつは純然たる動物の霊で、動物も生まれ変わりをしているし、善と悪ぐらいは勉強するようになっていて、幸せに死んだ動物は天界のほうに還っているんだけど、恨みとか悲しみ、苦しみのもとに死んでいった動物たちは地獄に墜ちているんだね。そうした迷っている動物たちが、人間の「欲」の部分に感応してきて、いろいろな障りを起こすということがあるんだ」

勇二 「そういえば、昔からよく「狐が憑いた」とか「ヘビが憑いた」とか言うよね。あれは一体なんなのかね?」

正太 「まあ、そこまで話を広げていくと脱線するけど…」

勇二 「いいよ、いいよ。これまでも脱線する度に、理解が深まってきた気がするんだなー」

正太 「相変わらず乗せるのがウマいね。それこそ「つぼ」を外さない(笑)。えーと、日本で、動物霊の障りが多いのは、いろんなかたちで動物霊を信仰していることが大きいんだね。特に、狐とか蛇の類の現象が多いのは、稲荷信仰や龍神あるいは水神信仰が盛んなのと関係があるんだよ。
 「お稲荷さん」とよんで狐を祀ったようにしているけど、このお稲荷さんの正体が何かというと「稲荷大明神」といって、動物たちを指導したり訓練する役割の高級霊のことなんだね。動物たちの魂の修行が進むように先生役をしている役割の方があの世にいるんだ」

勇二 「へーえ、まるで動物王国のムツゴロウさんみたいだね。そんな人があの世にもいるんだ」

正太 「稲荷大明神というのは役職の名前で、そうした役割をしている人が一人だけじゃなくて、たくさんいるんだね。そして、実際、「狐として最高度に進化した霊たちが、霊界で稲荷大明神の使いとして働いている」という事実はあるんだよ。
 ところが全国の稲荷神社などでは「動物たちの先生役をしている神様を祀る」ということはしていなくて、「あれが欲しいので叶えてください」とか「これを手に入れたい」とか、単なる御利益信仰の対象になってしまっているんだね。そうしたことを人々が欲得で祈っていると、その欲念が神社仏閣を中心にたまってきて、その結果、死んだあと迷っている動物霊たちがその欲念に引かれてたくさん集まってくるんだ。稲荷神社なんかだと、そういう欲念というのは、地獄で迷っているほうの狐に通じてしまって、それがエネルギー源となって、そうした狐が暴れだすということがあるんだよ」

勇二 「ははーん。それも一種の波長同通だね」

正太 「うん。迷っている動物霊というのは、ひもじい思いでいることが多くて、お供え物をしてもらうことで、それを紛らわそうとするんだけど、いくらお供え物をしてもらっても、実際には食べられから、ますますひもじくなってしまうんだね。
 そのため、満たされない欲望が爆発してしまって、たとえば、お供え物をしてくれた人たちに取り憑いて、リューマチや肩こりを起こしたり、頭を締め上げたりということが起きるんだ」

勇二 「そうか、そんなことがあるのか。そういえば、日本じゃ「猫信仰」なんてあまりないから、「迷っている化け猫が暴れて障りを起こす」なんてことはあまり聞かないよね」

正太 「そうそう(笑)。同じように、水神信仰とか龍神信仰とかいいつつ、(実際、あの世に龍神という存在はいるんだけど)欲望のままに祈っていると、そうした念というのは、地獄の蛇のほうに通じてしまって障りが起きたりするんだ」

勇二 「なるほどね」

正太 「だから「祈り」というのはこわい面があって、祈るということは電話をかけるようなものなんだね。神社仏閣で祈っても、その内容が本当に無私な美しい祈りなら、天使や神々がいる高級霊界に通じていくけど、逆に、極端なものでいえば「あんな奴が死んでしまいますように」みたいな祈りもあるんだね。そうした祈りというのは、まっすぐ地獄の世界へと回線がつながってしまうんだよ。現代人の祈りを見ると、天国に通じていくような清い祈りというのが、ほんとうに少なくなっているのが現実なんだ」