勇二 「そういえば、生死の境を体験した人とかが、死の瀬戸際で、それまでの人生が走馬灯のように心に浮かんだ、とか言うよね。そういうのも、今、君が言った記録と関係があるのかね?」
正太 「そうそう。よく山とかで転落死した人が、転落して下に落ちるまでの、ほんの何秒かの間に、自分の一生をダーッと見たりするんだけど、これは想念帯の記録テープが死ぬに際して回っているんだね。
この想念帯の記録というのは、今世だけじゃなくて、生まれてくる前のあの世で生活していたとき、その前の前世での地上生活、さらにその前の前世の生活…、というように、ずーっと記録されていて、「アカシック・レコード」ともよばれているんだ。で、その記録なんだけど、思ったことや行ったことの内容によって、実は、色分けして記録されているんだね」
勇二 「へーえ、色分けっていうと」
正太 「仏の光に親和性のある、つまり仏の心に適った思いや行いが記録されるときは金色で記されるんだ。反対に、仏の光を排斥するような、つまり仏の心に反するような思いや行いの記録は、灰色で記されるんだよ。だから、霊視できるような人が、想念帯をパッと見れば、金色に輝いている人と、灰色にくすんでいる人との区別が、はっきり分かるんだね」
勇二 「仏の心に適った思いや行いっていうと、たとえば人に対する愛の思いとか善行だよね。僕の場合、金色ってどれだけあるだろ? なんだか急に心配になってきたな」
正太 「プラスの思い、つまり愛や慈悲の思いを胸に抱いて、それを行為に示せば、その記録は、確実に金文字でつづられていくんだね。
それに対して、マイナスの思いは灰色になっているんだけど、正確に言うと、悪想念の種類ごとに違った色で記されていて、それらが合わさって何ともいえない醜い灰色になっているんだ」
勇二 「悪想念の種類ごとっていうと?」
正太 「そうそう。よく山とかで転落死した人が、転落して下に落ちるまでの、ほんの何秒かの間に、自分の一生をダーッと見たりするんだけど、これは想念帯の記録テープが死ぬに際して回っているんだね。
この想念帯の記録というのは、今世だけじゃなくて、生まれてくる前のあの世で生活していたとき、その前の前世での地上生活、さらにその前の前世の生活…、というように、ずーっと記録されていて、「アカシック・レコード」ともよばれているんだ。で、その記録なんだけど、思ったことや行ったことの内容によって、実は、色分けして記録されているんだね」
勇二 「へーえ、色分けっていうと」
正太 「仏の光に親和性のある、つまり仏の心に適った思いや行いが記録されるときは金色で記されるんだ。反対に、仏の光を排斥するような、つまり仏の心に反するような思いや行いの記録は、灰色で記されるんだよ。だから、霊視できるような人が、想念帯をパッと見れば、金色に輝いている人と、灰色にくすんでいる人との区別が、はっきり分かるんだね」
勇二 「仏の心に適った思いや行いっていうと、たとえば人に対する愛の思いとか善行だよね。僕の場合、金色ってどれだけあるだろ? なんだか急に心配になってきたな」
正太 「プラスの思い、つまり愛や慈悲の思いを胸に抱いて、それを行為に示せば、その記録は、確実に金文字でつづられていくんだね。
それに対して、マイナスの思いは灰色になっているんだけど、正確に言うと、悪想念の種類ごとに違った色で記されていて、それらが合わさって何ともいえない醜い灰色になっているんだ」
勇二 「悪想念の種類ごとっていうと?」