死んだらどうなる?

誰もが一度は抱く関心「人間は死後どうなるか」を中心に、あの世、生まれ変わり、守護霊等について詳しく解説していきます。

「反省」することで、マイナスの記録をプラスに変えることができる

2007-04-17 | 反省によって「心の曇り」が取れる
勇二 「えっ、というと、赤字がそのまま黒字に変わっちゃうようなものだよね。魔法みたいじゃないか。何なのそれは?」

正太 「これが「反省」なんだ」

勇二 「反省…、間違った思いを反省すれば、それが金色に変わるわけ?」

正太 「そうなんだ。反省というのは、間違った思いや行いを一つひとつ修正していくことだね。怒りを出したときのことを思い出して、それを仏に詫びること。他人を不幸にする思い、妬みの思い、愚痴や不満や不安な思い、臆病な思い、こうした思いを持ったときのことを一つひとつ思い出して、それを反省して、自分が傷つけた人には詫び、そして神様に許しを請うことなんだ。そうすると、赤や緑や灰色の醜い色の想念帯は黄金の金文字に変わって、人間の魂は再び輝きを取り戻すことができるんだよ。だからこの反省というのは、仏から与えられた大きな許しの原理であって、天国へ還るためのとても大切な手段なんだ」

勇二 「そうだよねー。赤字を出したらそれで確定、じゃなくて黒字にひっくり返すことができるんだからね。じゃあ、反省によって灰色の部分を金色に変えながら、できるだけ愛や慈悲の思いを持って、行いを積み重ねていけば、「心の経営」としては最高になるじゃないか。死んで決算を迎えるときに、大幅黒字になるね」

正太 「そうなんだ。一般に「反省」というと「道徳的によいこと」ぐらいにしか思われていないんだけど、実際はこの反省によって、地獄にいる人は地獄から出てくることができるし、そのままであれば地獄に行くような人であっても、地獄に堕ちないようにすることができるんだ。つまり、反省というのは「世界を分けていくもの」なんだね。それだけの偉大な力をもったものなんだよ」

勇二 「そうか、すごいなあ」

正太 「人間は、この世に生きている間は盲目で、分からないことも多いし、どうしても間違いを犯してしまうんだけど、「間違いもするが、反省もできる。修正もできる」ということによって、それが許されている面があるんだ。
 だから、この世的なことで取り返しのつかないことはたくさんあるんだけど、心の中の事実は、過去にさかのぼって深く反省することによって、取り返しがつくんだね。「自分は間違っていた。これは、こうすべきであった。今後は、こういうことはすまい。こういう悪い種はまくまい」と思って修正していくことによって、この赤字が黒字でない金色の文字に変わっていくんだよ。
 たとえ、悪いことをたくさんして「自分は、もう、どうしようもない人間だ」と思っていたとしても、その「どうしようもない」と思ったところが出発点で、そこからしっかり反省をして自分自身を改めていき、それが十分なレベルまで行ったならば、その過去が帳消しになるんだ」

勇二 「ふーむ。反省がそんな力をもったものだとは知らなかったな。昔のCMで「反省するサル」というのがあったけど、恥ずかしい話、反省って聞いても僕にはそんなイメージくらいしか思い浮かばなかったよ。こりゃ反省だ(笑)」