正太 「そのとおり。その人の霊格が向上するときは、たいてい地上での人生が機縁となることが多いんだね(反対に堕落するとき、つまり地獄に堕ちるときも、この世での生活を機縁として堕ちているんだけどね)。それと、この地上界の特徴というのは、あの世のいろいろな次元の存在が一同に会する場である、ということなんだ。次元の違う人たちが、いっしょに生活したり、仕事をしたり、出会ったりすることによって、あの世では得られないような、学びや進化が得られるんだ」
勇二 「ほう、この世は、みんながごっちゃになっている世界なのか」
正太 「うん、あの世というのは波長の世界で、同じ波長のもの同士がいっしょに暮らしている世界なんだね。あの世は、いくつもの次元、霊層に分かれていて、その次元の中で人々は生活しているんだけど、次元を超えた世界の人が会うのはとても難しいんだ。生前に知己であった人でも、次元が違ってしまうと、百年、二百年会わずに暮らしていても平気なんだね。
また、次元という縦軸、つまり心境の高さの違いだけじゃなくて、横軸、すなわち興味・関心領域の違いについても同じことがいえるんだ。たとえば、スポーツの好きな人は、あの世ではスポーツ選手の村に住んでいるし、勉強の好きな人は勉強家の村、芸術の好きな人は芸術家の村に住んでいるというように、自分の職業とか魂の求めるものによって住んでいる霊域が変わってくるんだね。政治家村に住んでいる人が、芸術家村に住んでいる人と話をするというのは、年に一回あればいいほうなんだよ。
こんなふうにばらばらに住んでいる魂であっても、この世で肉体に宿ると、いっしょに暮らしたり、お互い出会う機会が非常に多いんだ。次元の違う人たち、関心領域の違う人たちが、いっしょに生活していたりすることによって、お互いに刺激し合えるし、進化のための大きなチャンスが与えられるんだ。自分より優れた人を見つけて学ぶことができるし、今までになかった領域へ関心を広げて器を大きくできるんだよ」
勇二 「なるほどな。玉石混交みたいな世界の中でお互い切磋琢磨するわけだ。でも、この世では、あの世で会えないような立派な人とも会えて、見習ったりいろいろ勉強できるっていうのはわかるけど、逆に立派な人は、自分より劣った人、なんて言っちゃなんだけど、自分より次元の低い人といっしょになって何か得るものがあるのかい?」
正太 「高い次元から生まれ変わる人にとっては「指導力の修行」という大きなテーマが与えられるんだね。自分自身が肉体に宿りながら、自分ほど魂の修行が進んでおらず、必ずしも導くのが容易でない人たちを導くことによって、そうした優れた人たちも、新たな学びを得ているんだよ」
勇二 「「指導力の修行」ねえ。学びにもいろんなレベルがあるんだな」
勇二 「ほう、この世は、みんながごっちゃになっている世界なのか」
正太 「うん、あの世というのは波長の世界で、同じ波長のもの同士がいっしょに暮らしている世界なんだね。あの世は、いくつもの次元、霊層に分かれていて、その次元の中で人々は生活しているんだけど、次元を超えた世界の人が会うのはとても難しいんだ。生前に知己であった人でも、次元が違ってしまうと、百年、二百年会わずに暮らしていても平気なんだね。
また、次元という縦軸、つまり心境の高さの違いだけじゃなくて、横軸、すなわち興味・関心領域の違いについても同じことがいえるんだ。たとえば、スポーツの好きな人は、あの世ではスポーツ選手の村に住んでいるし、勉強の好きな人は勉強家の村、芸術の好きな人は芸術家の村に住んでいるというように、自分の職業とか魂の求めるものによって住んでいる霊域が変わってくるんだね。政治家村に住んでいる人が、芸術家村に住んでいる人と話をするというのは、年に一回あればいいほうなんだよ。
こんなふうにばらばらに住んでいる魂であっても、この世で肉体に宿ると、いっしょに暮らしたり、お互い出会う機会が非常に多いんだ。次元の違う人たち、関心領域の違う人たちが、いっしょに生活していたりすることによって、お互いに刺激し合えるし、進化のための大きなチャンスが与えられるんだ。自分より優れた人を見つけて学ぶことができるし、今までになかった領域へ関心を広げて器を大きくできるんだよ」
勇二 「なるほどな。玉石混交みたいな世界の中でお互い切磋琢磨するわけだ。でも、この世では、あの世で会えないような立派な人とも会えて、見習ったりいろいろ勉強できるっていうのはわかるけど、逆に立派な人は、自分より劣った人、なんて言っちゃなんだけど、自分より次元の低い人といっしょになって何か得るものがあるのかい?」
正太 「高い次元から生まれ変わる人にとっては「指導力の修行」という大きなテーマが与えられるんだね。自分自身が肉体に宿りながら、自分ほど魂の修行が進んでおらず、必ずしも導くのが容易でない人たちを導くことによって、そうした優れた人たちも、新たな学びを得ているんだよ」
勇二 「「指導力の修行」ねえ。学びにもいろんなレベルがあるんだな」