志村建設専務の日々坦々

つれづれなるままに…

住宅の断熱について その6 Tホーム

2012-02-11 16:26:47 | 住宅の断熱の話

西方里美氏によると 外断熱の問題点は次のとおりです。

・外断熱の気密テープに頼りきった工法は危険
・断熱材の安全性をどう評価するか
・外断熱の防蟻・防腐材の危険性
・外断熱の断熱厚が厚いと外壁が垂れ下がる危険性

詳しくは本を読んでもらえばわかるのですが、

ここでは火災時の有毒ガス発生に注目してみたいと思います。

コンロに断熱材を載せて、燃やそうという実験です。

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グラスウール             押出法ポリスチレン         硬質ウレタン

グラスウールは柱の間や、付加断熱に私達が使っているものです。

原材料は、ガラスですので燃えませんし、ガスも発生しません。

しかし、外断熱に使われる発泡プラスチック系断熱材は、シアンガスのような

有毒ガスを発生したり、炎をあげて燃えたりするものもあります。

実際、住宅の火災で爆発的な燃え方をしたり、有毒ガスの吸引で

避難できなくなったりという事例は数多く発生しています。

この一点だけをとってみても、「外断熱は危ない」という意見をないがしろにできません。

Tホームでは、押出法ポリスチレンフォームを使っています。

難燃化剤を添加していますので、微少火源では着火しにくいですが、火災などで燃えたときは、

ポリスチレン樹脂の不完全燃焼によって、木材、紙、ワラより多い「すす」と刺激臭を発生します。


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