皆さんおはようございます。
三徳山は、曇っています。
気をつけてお出かけ下さい。
さて、北京オリンピックも中盤を過ぎて、
日本の活躍が、日々、マスコミで報道されています。
2026年の次の冬季オリンピックは「ミラノスラッシュコルティーナ2026」となり、
イタリアで開催されます。
今日から、仏教の教えの一つ、「四諦八正道」(したいはっしょうどう)について、
しばらくの間、皆さんと考えてみたいと思います。
「四諦八正道」(したいはっしょうどう)と聞いても、「何?」と思うでしょう。
まずは、昨日のブログで、主流派(小乗仏教)について、書きましたが、
この、主流派(スリランカ・ミャンマー・タイなど)の仏教の中心に考えられているのが、
この「四諦八正道」(したいはっしょうどう)です。
お釈迦様が、菩提樹の下で悟りを開いたときの教えが、
この「四諦八正道」だともいわれています。
「人生が苦であるからこそ、よりよく生きよう。」
「この苦に対してなんとかこの苦から抜け出して仏を目指そう。」
と言う非常に内省的な仏教の教えです。
「四諦八正道」は「四諦」とは、
「苦諦(くたい)」「集諦(じったい)」「滅諦(めったい)」「道諦(どうたい)」です。
①苦諦(くたい)
私たちの人生は、思い通りにならない。自分の身体も、思い通りにならない。という苦しみ。
②集諦(じったい)
その、「苦しみ」は、全て「ああしたい。こうしたい。
こうなりたい。こうなれば良い。」という「煩悩」や「執着」という真実
③滅諦(めったい)
そういう、「煩悩」や「執着」を断ち切って、無くすことで、
そこから解き放たれて、いっさいの苦・束縛・輪廻(りんね)から解放された最高の境地の
安らぎに達して、悟りが開かれるという真実。
④道諦(どうたい)
この悟りに到達するために行うべき行為や実践を示す真実。
つまり、この実践を「八正道」という。
この苦集滅道(くじゅうめつどう)の四諦は、仏教経典において、
かなり古くから説かれています。
また、インド仏教においても重要視され、仏教における代表的な教えです。
「諦」とは「あきらめ」ということではなく、「真理」や「真実」のことです。
仏教においては、特に重要視される4つの諦を「四諦(したい)」といい、
そのためのおこないとして8つの正しきこと「八正道(はっしょうどう)」が求められるのです。
「八正道」とは、
1.正しい見解 (正見)
2.正しい思惟 (正思)
3.正しい言語行為 (正語)
4.正しい行為 (正業)
5.正しい生活 (正命)
6.正しい努力 (正精進)
7.正しい想念 (正念)
8.正しい精神統一 (正定)
の八つのことを言います。
明日からは、まず「四諦」の「苦諦」について考えてみたいと思います。
ちなみに、日本の大乗仏教の中心的な考えは「六波羅蜜」という教えです。
では、明日も、あなたにとって良い日でありますように。
ツイテル。ツイテル。
ありがとう。感謝。感謝。
喜べば、喜び事が、喜んで、喜び連れて、喜びに来る。
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