しまね分かち合いの会・虹

自死遺族自助グループ
『分かち合いのつどい』
と『J交流会』

~卒業~

2021年03月05日 | 



3月は、いろいろな別れの季節です
3月1日、交流のあった女子高生の卒業式に参列してきました
両親の離婚~父子家庭~父親の病気~養育困難家庭~不登校
中学3年の秋、学年主任や校長が代わり替わりに起こしに来ても、ガンとして登校出来ませんでした
出席日数が足らず、高校進学は諦めねばならないのか!?
そんな状況の中、児童相談所の支援を受け転校をきっかけに突然覚醒をし、日数を取り戻すかのごとく猛勉強が始まりました
高校には何とか進学できましたが、そこからまた目を見張るような学業成績と部活動!
希望の大学には学校推薦で行けることに決まり、給付型奨学金も確定しました
3年生最後の成績は… なななんと!全教科オール5!!
4年前の、布団をかぶってテコでも動かなかったあの姿は幻だったのだろうかと、わが目を疑いながらウルウルしていました
3月は、過去から卒業し希望に胸ふくらませる季節です


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~背中を押すもの~

2020年10月12日 | 

続いた悲しい訃報に、精神科医のネット情報や新聞記事などで「自さつする人たちは、◯◯障害や人格に問題があるから」「親の愛情が不足していたから」と発信しているものがある。
その発言は、あまりにも偏見的すぎてはいないだろうか。
そして、待ってましたかのように精神科や心療内科に行くようにとも、勧めている。
まるで十数年前の、自さつ防止キャンペーン「鬱は心の風邪だから精神科に行けばすぐ治る!」的な恐ろしい発信になっていると感じる。
「心の風邪」を直ぐに治してくれるのだとばかりに、精神科医療を訪ねた「鬱的症状」の人たち。
治してくれるどころか「向精神薬」の作用に苦しみ「薬(物)依存」になり、更には希に「自さつ」に追い込まれるという副作用の闇の恐怖を、まだ未だ知らない人たちが多すぎる。

また精神科医が、「いのちの電話」へ電話をするようにも勧めているが、つながらないという現実を、この人たちは知らないのだろうか。
一番苦しい時につながらない事が、更なる孤立感や絶望感を生んでいることを知らないのだろうか。
受ける側も、相談員がいなくて… と言い訳をするだけだが、革新的にやり方を変えれば、ある程度人員不足をカバーできるのではないかと思う。
受け皿が整ってから、宣伝すべきだといつも思ってきた。

いずれも助けてくれるはずの人たちだが、実は「死」への背中を押しているかも知れない… という見方をしたことあるのだろうか… 。

 


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あなたは

大切な家族を 自死で突然失う衝撃 誰にも話せず胸がつぶれそうな日々 一人ではとてもかかえきれない想い このつどいでは 悲しみ苦しみ怒りなどを分かち合っています 涙しています 聴いています あなたのとなりには 同じおもいの自死遺族しかいません 安心して分かち合っています 新しいつながりが きっとあなたを待っています 一度いらしてみませんか (会場等に自死自殺の文字は使用していません安心してお越しください)