じいちゃんのつぶやき

生涯学習のつもりでブログを始めました

庭の白い花 名も知りません

2010-05-26 23:49:18 | 日記
とうとう5月末になりました。街のツツジが終わり、さつきが満開の
ところもあります。我が家の庭先には白い花が、わんさりと咲いています。
花の名前は知りません。

色がついた樹々が街のなかにたくさん目に付きます。夏が近づきつゝ
あるようで、毛虫類と害虫に出会いました。  かぞえあげてみると
「毒茶蛾」「マイマイ蛾」「アメリカシロヒトリ」「松の黒虫」
「揚羽蝶幼虫」「松の樹ダニ」「カメムシ」「だんごむし」「ぶゆ」など・・
まもなく毒針を満艦色にくっつけた緑色の「いらが」にお会いするでしょう。

6月には、カメムシ幼虫対策に、殺虫剤を噴霧する予定です。これで、
庭の虫が少しは減ると思います。そして、柿の実がたくさん獲れるでしょう。

「ぶゆ」に好かれる私は、足首を出していると、吸い口の痕がいくつも
できます。放っておくと幾週間も腫れが引かず、痛痒いさはいつまでも
のこります。今、私の足はぼこぼこです。夜、寝むときに痒みを
感じないように冷やした状態で寝るのですが、今度は足がひき攣るのです。

年寄りは、就寝中によく足が攣るのですが、冷やしていると覿面です。
足が攣る人には、足を暖かくして寝ることをおすすめします。知人の看護師が
「ふくらはぎは第2の心臓」というのです。上手いことをいうなあと
感心したものでした。

冬は湯たんぽ、夏は足ぶとんうを忘れないようにしようと思っています。


ついに 主役になりました 

2010-05-22 21:57:45 | 日記
「老人ホーム物語」DVD版 ようやく完成。

ホームページ「老人ホーム物語」の基になった著書に、数多くの老人の
イラストを掲載していました。そこで、このイラストを纏めて
ビデオ化しようと計画を立てました。

ホームページのコンテンツを土台に、わたしの朗読、画像紹介、イラスト
等を加えて、見て楽しい7分ほどのビデオになりました。


パソコンによる映像編集なので、家内の技術がなければ、とても
完成は覚束かなかったのですが、今日ようやく完成しました。

イラストを描くところ、パソコンにむかって入力しているところ
そして、ブログ「じいちゃんのつぶやき」で老人問題に取り組んで
いるわたしを紹介してくれています。

介護施設に勤めて、こつこつ働いて老人問題にまじめにとりくんだ
ご褒美を家内から貰ったようなものです。いつもビデオ制作のときは
ヒッチコックが自作の映画にさりげなく出演して自己宣伝をしている
程度の協力をしたいと思っていたのですが、今度だけは、主人公に
なっています。とても面映いです。でも、うれしいです。

感謝の気持を表すためと制作完成祝いにと、思いっきり高級な焼酎を
求めました。とても美味でとても高価な焼酎です。写真まで撮った
のですが、ここには遠慮して出しません。

自力立ち上がりが出来ぬ老人の介護は大変

2010-05-18 14:41:23 | 日記
隣家の80歳を越えるご婦人が片手に大きな包帯をしている。
手の甲の皮が剥がれたので、幾針も縫う手術を受けたとのことである。
85歳を越えるご主人がベッドから立ち上がるとき、介助していて
一緒に転んだとのこと。

ご主人は足が弱って、1年ほど前から自力歩行が難しくなりつつあった。
あるとき、庭の手入れしていて、転んだまま3時間ほど地面に寝そべって
いたと、本人さんがおっしゃっていた。
自分で立てないほどに足腰が衰えていたのである。

例えば、体重50㎏の人を支えるのに、どれほど力が必要かを考えてほしい。
固い50㎏の荷物を持ち上げるるとすると、わたしたちは身体を痛めてしまう
だろう。 バランスを失った柔らかい人体でも重たいものです。
老人の奥様ではとても支えきれない。ご夫婦ともに骨折しなかったのが
もうけものぐらいである。

老が老を介護するのは危険を伴う。特に、身体移動が不自由な老人を
介護するには、専門の介護士でも危険な作業になる。介護される人の
協力が得られないと、更に危険度が増す。介護人の方が痛むのである。

老人施設でも介護事故が発生するが、身体介護のときの事故がいろいろ
問題をふくんでいる。身体移動がままならぬ状態の老人を動かすときは
介護士の連携プレイが必要になる。 力任せに体を持ち上げていては
老人を骨折させることになる。とくにご婦人は骨粗鬆の方が多いので
優しく介助しなければならない。

身体事故の起こる危険な時は、お風呂場に移動するとき、脱衣所で老人の
衣類脱着するとき、ベッドからトイレへの往復移動などのときである。
このとき、介護士の介護失敗がよく起こる。裸のお年寄りとともに床に
倒れこんだりして、骨折を引き起こす。

介護士の体も痛む。腰痛が職業病のようになっており、介護現場から
はなれる理由の主なものの一つとなっている。介護士の職場は
危険・汚い・きつい仕事がいっぱいである。使命感を持っていないと
永く務められない職場である。 家庭での老人介護も同じである。

いま、老人の身体移動をたすけるリフトがいろいろ出ている。 天井の
レールを動く電動タイプ、ベッド脇や風呂脇に据え置くアーム式などが
ある。また、車椅子に移乗するのに便利なタイプが発表されている。
家庭での介護に使うリフトの介護保険レンタルが出来るものがある。

ご家庭の事情や身体状態に合わせて、大げさでない介護器具を揃える工夫を
していただきたいとおもう。「老々介護」ご苦労様。

松浦半島 一人旅

2010-05-10 23:39:59 | 日記
私の76歳がやってきた。記念にと思って、松浦半島の一人旅をしてきた。
写真は証拠写真みたいなもので、超遠方に平戸城が見える。
カメラ操作はタクシーの運転手さん。

松浦半島は咬み付き亀の首のような地形をしている。口の先に平戸島が
生餌のように横たわっている。生餌といえば、平戸島の北々東に
「壱岐島」がある。

首の右付け根部分が「伊万里」、左付け根が「佐世保」と
覚えるといい。首根っこの真ん中が「有田」である。
そして松浦半島の最先端、亀の口の部分に田平(たびら)がある。
田平の西先端が「たびら平戸口」で平戸島と大橋で結ばれている。
たびら平戸口駅は「日本最西端の駅」と謳っている。

松浦半島一人旅は有田駅から平戸経由佐世保駅まで。松浦鉄道という
第三セクターが三十分に1本単位で規則正しく運行している。
ワンマンカーの1輌か2輌編成。観光客や学生さん用に乗り放題の券
を発行している。発券の駅員さんが私の風体を見て、この乗り放題券を
すすめてくれた。

やはり第三セクターだ、いいなーと思うことがあった。たびら平戸駅を
途中下車、1時間30分で平戸観光を済ませたのだが、佐世保行きに
乗る予定を駅員さんが覚えてくれていて、タクシーから降りる私を
うながして、佐世保行き列車にのせてくれた。

感謝の気持を表わすために、車中から駅員さんに手を振ったのだが
ワンマンカー運転手に送る合図に忙しく、こちらには気づかなかった。 
そういえば、列車の中で会話した女子高生が、降りたホームから笑顔を
おくってくれたことを思い出した。

タクシーの運転手さんも親切に観光案内をしてくれた。 おかげで、いま
執筆中の秀吉の朝鮮遠征について、歴史を確かなイメージで描くことが
出来そうな気がする。

ゴールデンウイーク明けなので、随分と楽な旅行ができたと思う。
黄緑に彩られた山、白雲たなびく玄海の空、そして船を浮かべて音もなく
広がる海。いくつもの島影。
ゆっくり走る列車だけが緑のトンネルをリズム音を立てて抜けていく。
そうだ、これが幸運な一人旅だと思った。

松浦鉄道(佐世保)の経営について、新聞記事を紹介しておく。'09年度決算
2期ぶり黒字転換だった。好材料は燃料価格の大幅下落。地域経済の不振と
インフルエンザ騒ぎで営業売り上げ減。経常損益は若干の赤字、土地売却益で
黒字確保ということである。ローカル鉄道の運営の基盤と環境はきびしい
ということらしい。

老々相助けの心構えで暮らそう

2010-05-07 11:03:00 | 日記
先日、近所の老人会の集まりで、講話をさせていただいた。
「老人ホームの利用について」というテーマでした。
「88歳になった私の恩師」と奥様のこと(このブログに既述)を会場の
皆さんに紹介しました。

お年寄り同士は助け合って、つよく逞しく暮らしていこうと申しあげました。
老夫婦は当然のこと、単身者であっても、身近な人たちと助け合って生きていこう
と呼びかけました。

人は「食う・寝る・遊ぶ」という生来の本能がありますが、精神的には
遊ぶ本能の延長ともいうべき「体を動かす欲求」があります。
「働きたい」「勉強しよう」という意欲は大切にしたいものです。
心の健康、身体の健康につながる「遊ぶ」気持を失わずに
生き生きと老人生活を楽しもう。以上が講話の骨子でした。

そういえば、この老人の集まりは「いきいき会」という名前でした。
会場の皆さんが「そんならあんたもこの会に入会しなさい」といわれ
おまけに拍手まで沸き起こったので、入会承認ということになりました。

老人ホームの利用につては、附け足しみたいに話をしました。
今は、国の方針で、市町村に「介護支援センター」が設けられています。
介護の相談を受け付けるようになっているので、どんな形の介護施設が
ふさわしいのか、このまま居宅介護を続けるにはどうすればいいか
相談に乗ってくれます。

介護保険制度が施行されて、10年を経過したので、いろいろな介護サービスを
選択できるようになっています。
「老人ホームのことだけを心配することはありませんよ」
これが私の結びの言葉でした。

なお、当日お金を身に付けていませんでしたので、入会金は支払わず
お弁当を美味しく頂戴して会場を出てきました。

http://www1.bbiq.jp/shima6/
ホームページを開設しています。閲覧ください。

学友は生涯学習のお手本

2010-05-01 11:12:16 | 日記
4月30日、宅急便で分厚い本がとどいた。『イタリア一人旅』という旅行記で
423ページにカラフルな写真や地図それにイラストがうまくちりばめられている。
見て楽しい装丁と印刷で、専門家の頭と手が入っているのがわかる。

著者は私の中学からの学友である。御自身も出版社に永年勤続していたので
日本全国を仕事で飛びまわり、ヨーロッパに出張もした。仕事の上で
動き回ることは苦にならないといっていた。

彼が凄いのは、定年後の彼の勉強ぶりである。平成13年、自由の身になって
旅行と語学勉強に励んだ。 何事にも興味を持つタイプなので、人との交際
うまい酒探し、グルメ旅など、興に任せて動きまわったらしい。

奥様がよくぞ手放してくれたと私は感心していた。著書には奥様への
感謝の言葉があったので、これでよしと思った。
67歳からはじめたイタリア語の勉強が実を結んで、5回のイタリア旅行
にでかけるなんて「君は幸せ者だ」。

偶然につかんだ幸運ではなくて、これまでの仕事そして語学の勉強が
実を結んだのだのだから、心から「おめでとう」を言いたい。

語学といえば、彼は高校生のときから「碁学」を楽しんでいた。いまは
相当強くなっているらしい。私はそのとき、それを横目に無為に遊んでいた。
もう遅いけれど、私は「囲碁の晩勉」を続けよう思っている。