じいちゃんのつぶやき

生涯学習のつもりでブログを始めました

ツグミ君 北国に帰るのはいつ

2012-03-22 19:10:50 | 日記

 



白梅の色淡く 藪椿の紅鮮やか
トコトコと走り寄る 君のあしどり軽ろし
さあ、パンくずをあげよう
春は真っ盛り ツグミ君 北国にいつ帰る

 

沈丁花の匂い濃く ト伴の雄ずい白し
秘かに聴く 君の忍び音 小鈴のよう
さあ、ご飯つぶをあげよう
春は南風(はえ)が吹く ツグミ君 故郷にいつ帰る



都忘れ小紫に咲く 侘助の紺色 目に沁みる
ひよ鳥の奇声に驚かず 雀とともに来よ
さあ、蜜柑の輪切りをあげよう
春は花霞 ツグミ君 北の山にいつ帰る
 胸は白く 羽根は虹色になった 君の旅立ちの近きを知る

   ~ツグミ君との別れを惜しみながら詠む~

   


シルバーカーの突進 運転は高齢女性、脳機能(判断力)の低下だ 

2012-03-04 00:40:16 | 日記


2月中旬の昼下がり、街で見かけた恐ろしい交通風景の話。
国道3号線、4車線道路をシルバーカーがのろのろと横断していた。
暴走運転しているのは防寒帽子をかぶった腰の曲がった老女。
歩幅小さく、懸命にシルバーカーを押しているが、激しく往来している車の
洪水の中を泳ぐような状態でのろのろと移動している。私は驚愕して
どうしたものかと立ちつくした。
幸いにして、車の運転者が気付いて、何台も止まってくれた。
私はほっとした。

小柄な腰の曲がった老女は向こう側にある市民バス、通称「100円バス」の
バスストップめがけて突進していた。バス停傍まで来て歩道に上がろうと
シルバーカーを引き上げるのに、ひと苦労している。

車道を横断してバスに乗りたいと、目的意識はしっかり持っておられるようなので
認知症ではないが、頭脳機能が随分と低下しているようだ。
前頭葉左側頭部の思考・判断を司る部分の機能低下が顕著であろう。
それ故、老女の判断が間違い、思考が働いていない。きっと、まわりの情景が
あたまの中に再生出来ていないだろう。もしかして耳に何も聞こえていない
かもしれない。「見えざる、聞こえざる」のお猿さんになっていたのだろう。

自分の運動能力の程度を把握できていない。自動車の速度を理解していない。
横断路を利用する考えを思いつかない。信号機があるのに気付かない。

頭脳機能の低下が招く老人の交通事故。お年寄りの自動車運転も
同じ現象が出るので、お年寄りを抱える家族の悩みは尽きない。
認知症でないけれど、運転意欲が衰えないお年寄りにはこまったもの。
高齢者の車運転が周りの人にとって迷惑・心配の種であることを
家族が説得しなければならない。