じいちゃんのつぶやき

生涯学習のつもりでブログを始めました

戦国武将高橋紹運(じょううん)の425回忌 追悼法要営まれる

2010-07-30 15:26:28 | 日記
7月27日、高橋紹運の425回忌の追悼法要が柳川の禅寺天叟寺で営まれた。高橋紹運と
いってもご存知ない方が多いとおもうが、柳川城主立花宗茂の厳父である。

高橋紹運は永禄・元亀・天正年間に、筑前宝満城・岩屋城を守り、立花城主立花道雪と
ともに大友宗麟に忠節を尽くした。 天正十四年七月、押し寄せた島津軍と
秋月ら反大友連合軍など四万の軍勢を岩屋城で引き受け、城兵670名余りで二週間ほど籠城
最後は一名残らず討ち死にした。七月二十七日に落城した。 
戦国史に岩屋城主高橋紹運の名を残した。

島津軍戦死約三千、負傷一千五百ほどの犠牲を強いたことになり、宗茂が守る
立花城の攻略が遅れた。ために、秀吉が送り出した先遣隊が、筑前に到着
島津軍は肥後に後退し、秋月種実が得た岩屋城・宝満城は宗茂の手に戻った。

紹運の五十回忌に宗茂によって建立された天叟寺では、50年ごとに本供養が
営まれてきたが、今年は425回忌にあたる。

法要のあと、講談師 一龍斎貞花師匠が演目『信義の武将 高橋紹運』を講釈した。
師匠は大の紹運の支持者で、演目と同じ著書(文庫本)も書いている。
今年の紹運忌に、天叟寺に出向いて、岩屋城戦没の遺族たちに講談をして
くれたのである。

掲載している高橋紹運像は天叟寺で開帳されたもの。四百年を越えた肖像画なので
古色が浮き出ていた。





選挙も梅雨も終わり いよいよ日本の暑い夏

2010-07-19 00:02:23 | 日記
16日、広島、島根、岐阜、群馬各県で集中豪雨が降った。広島県は山口県の
水害に引き続き豪雨の災害に苦しんだ。 ところが、17日、九州南部はまだ降雨が
続いているが、北部九州と関東甲信越に梅雨明け宣言が出た。
各地で太平洋高気圧の瀬力が拡大したために、気象庁の梅雨明け宣言となったもの。
いよいよ太陽の季節だ。

18日は猛暑の兆しで、人の体温に近いに日中気温となり、全国各地で悲鳴が
あがりだした。
福岡管区気象台の数字だが、福岡市の降水量は(6月12日~7月16日)で639㍉
と平年の1.7倍になったそうである。湿度が高い中での、高温は体にこたえる。
熱中症の被害者も出た。みんな暑い夏は体の管理を怠りなく。

福岡市の博多祇園山笠は梅雨の間に飾られ、集団山見せ(13日)が済んで
15日早朝、追い山が櫛田神社にむけて走り込んだ。七つの流れ山と
ひとつの飾り山が、勇壮な走りを見せた。 例年ながら、その熱気に圧倒された
見物人は暑さを口にする人は少ない。

我が家の庭は、梅雨らしく雨風にだいぶ荒れた。庭中にある「餌差場」に
食(職?)を求める鳥たちがやってきて、私たちの目を楽しませてくれた。
おかげで、貴重なビデオ映像がとれた。
この記録を纏めて、家内は「餌場繁盛記」8分物の作品とした。望外の楽しい
作品となった。写真は庭先で森鳩が日差しに羽を干すシーン。
梅雨は鳩にとってもうっとうしい季節であろう。

口移しの餌差をねだるカチガラスの幼鳥も可愛く撮れた。カチガラスの子育て
の厳しさがみれて、感心させられる。梅雨の風物として貴重なものである。




老々介護 介護する人を支えてあげて

2010-07-07 10:39:50 | 日記
5日早朝、73歳の老妻が認知症の夫と無理心中するため、夫を電気コードで首を
絞めて殺し、自分は包丁で胸を刺したが死に切れず、警察に殺人容疑で逮捕された。

このご夫婦は住宅街の二人暮らし。80歳のご主人は認知症で週2回ほどデイサービスに
通っていた。近所には12歳としのはなれた弟さんが住んでおり、事件が起きた時
すばやく警察に連絡を入れていた。

近所には奥さんの友人が複数おり、奥さんの介護の苦労振りを知っていた。「数日前に
遊びにいったが、熱心に介護していた。でも『自分の夫なので他人には頼めないえらい
(大変)』としんどそうだった」と奥さんの友人(82歳)は語った。

別の女性(80歳)は「仲のいい夫婦で、以前は自転車で一緒に買い物に行く姿も
見かけた。1週間前に奥さんに会った時は『ご飯を食べようといっても食べないし
お風呂に入れるのにも苦労し、大変なんよ』と疲れた様子だった」と話した。

食欲が減退するのは認知症の一つの症状だが、病状の進行を説明してあげるひとが
いないと、奥さんのほうは理解することが出来ない。介護の関係者もいるのだから、
介護する人を支援する体制を組むべきであった。介護保険はこんなときに、活用され
なければならない。私たちはともすれば、認知症のひとに関心をもつが、
介護する人に配慮することが薄くなり勝ちである。

今度の事件は介護制度の趣旨を十分に理解してない私たちや介護現場の人たちに、
警告を与えるものである。奥さんを容疑者として扱う新聞の記事は正しいのだが
私は夫人を「さん」づけで呼ぶことにしたい。介護する人の苦しみをすこしでも
軽くするように社会全体で取り組んでいきたい。

九州新幹線 開設準備すすむ

2010-07-03 11:01:37 | 日記
写真は九州新幹線の試運転公開の様子。新しい先頭車両がホームに入ってくるところ。
このブログの先々号に、博多駅前の開発についてふれたが、停車駅の沿線開発の
様子は新聞に断続的に掲載されている。

7月1日、熊本港にさくらN700系編成列車(8輌)が陸揚げされるところが新聞に
掲載された。下松から熊本港まで運ぶ予定の列車はこのほか9列車だそうである。
「さくら」満杯? と、熊本市長が陸揚げ後のセレモニーで歓迎の挨拶をした。

ご存知のように、熊本城本丸の新築が披露されて、もう一年以上経過した。
観光客が随分と増えたそうである。
熊本駅前の開発整備は着々とすすんでいて、昔の駅前しか知らない人は
びっくりするだろう。
「ただいま!」九州ローカル放送(NHK、金夜8時)で、郷里熊本市を訪問した
姜尚中氏が駅前の変貌ぶりに驚いていた。氏は「ふるさとは愛しい,自分の原点
としたい」といった。 

新幹線開発の影響がまざまざと市街地整備に影響を与えており、熊本駅前の路線価格は
7地点が、 2.1~5.9% 上昇した。新玉名駅が出来る玉名市は分譲マンションが予定され
鹿児島中央駅周辺は3年連続横ばいと価格を維持している。

ところで、博多駅前の地価は、2年連続して下落した。これは九州新幹線全線開通を
期待した不動産投資ファンドの地価吊り上げの反動とされている。新幹線は実働する前で
あるし、ターミナル百貨店は閉店中である。
もうひとつは、デフレ不景気で買い物客がアウトレット店など郊外へ向かい
円高ウォン安で韓国人客が減ったことも原因とされる。

県庁所在地の最高路線価格は、2年連続して下落、大都会ほど下落率が大きい。
そして、地価価格が大きいものから順に
 東京、大阪、横浜、名護屋、福岡、京都、札幌、神戸、さいたま、仙台、広島
である。これが「都会度」といえるのではないか。

九州に限ってみると、九州新幹線の開発計画もあってか,九州東西県の西側の方が
下落率が小さいようだ。ちなみに,宮崎市の下落率▼6.1%、平米単価は全国順位では
32位である。宮崎の都会度は32点としよう。
1月1日の路線価格だから、口蹄疫騒ぎとは無縁だし、そのまんま東氏の
不人気ともいえない。要するに経済区として不人気と言うことではなかろうか。

九州地方経済の上昇を願って東九州ともども、皆で力をあわせていきたい。