じいちゃんのつぶやき

生涯学習のつもりでブログを始めました

私 急に有名人になりました

2010-10-31 22:19:56 | 日記


テレビの影響力は強いです。家内が制作した「餌場繁盛記」がNHKテレビで映像コンクール
参加作品として紹介されたことは先日のブログに書きました。

番組に出演していた私は急に有名人になりました。あれから、電話やメールが届くようになり
集会で人に会うたびに「テレビに出ていたね」と冷やかされるようになりました。

今日10月31日、映像コンクール受賞作品の発表会がありました。会場に顔を出したところ
コンクール作品の審査委員やコンクール関係者の皆さんが「ああ、あの映像の人だ」と言う顔を
するのです。

初対面であるにも拘らず、家内のビデオの勉強友達が、私の顔を見て「知己の人のような
気がする」というのです。映像の伝播力は強いですね。

幸運にも、ビデオ映像コンクールに二度応募して、連続して入賞した家内は大げさな表現は
しませんが嬉しそうです。こちらも楽しい気分になりました。おまけにあちこちから声を
掛けられるのは悪い気がしません。

コンクール審査員の講評を拝聴しているときに、翻然とするところがありました。
映像であれ、文章であれ、見てくれる人や接触してくれる人の共感を得、感動を呼ぶには
作品の構成力、ストーリーが大切であるということです。作者は明確な意図をもたねばならぬ
ということです。

上の写真は、今日会場を後にして、「雨に謳えば」と雨後の夕暮れの海辺の町を気分よく
歩いているところ。実は足を痛めている家内の迷惑そうな顔に気がついていたのですが
しばらく幸福感に浸たっていました。作文をしている私も開眼したような気持に
なっていました。 我ながら単純な男と思いながら・・・。

ビデオ映像「餌場繁盛記」 NHK福岡に紹介さる

2010-10-28 21:33:18 | 日記
10月25日、NHK福岡のローカルニュ-スに家内が制作したホームビデオ作品が紹介された。

題して「餌場繁盛記」。今年の春先から梅雨の間、私の庭のエサ場に降りてきた雀、杜鳩
ヒヨドリそれにカチガラス(高麗鳥)を部屋の中から撮影して編集したものである。
パソコンソフトを駆使して家内が、面白くまとめあげた。ビデオ映像協会コンクールに
応募した作品をNHKが取り上げてくれた。

庭にしつらえた「まな板製」のエサ台に、朝早くから雀が集まるようになって数年になる。
雨の日も風の日も、餌を与えるのが私の仕事である。雀は例外的なのを除いて私になつかない。
どうも鳥は動くものに恐怖を感じるらしく、永年にわたって刷り込まれた天敵への恐怖心が
そうさせるようだ。八丈島の雀は団伊久麿氏の手のひらに乗って遊んだというが、ダーウイン
諸島の動物のように天敵がいないと、こうなるのだろうか。もしかして、音楽家の
魔術的な呼び声に雀は催眠を掛けられたのかも知れない。私は「料理を出したよ~」と
手を叩くだけなので、雀は集まってくれるが、警戒心を解いてくれない。

飽きもせずにエサを配る私の姿を取り込んだビデオ作品、これを紹介した司会のふたりの
アナウンサーは「おしまいは主人公が入れ替わっている。ワハハ」と大声をあげて笑った。
家内の密かな狙いに気がついたNHK番組ディレクタのまとめ方が上手だったようだ。
家内のにんまりした思いが、私に判る。


老人も秋には活発に動き回ります

2010-10-20 20:07:11 | 日記
やや過ごしやすくなった10月。私たち老人も各種催しに参加、忙しい思いをしています。
友人の美術展示の鑑賞、大学同級会のため旅行、老人クラブ日帰り旅行参加、そして
知人の交通事故入院の見舞いなど、ほとんど切れ目なく動き回りました。合間を縫って、
囲碁クラブへ参加していました。

17日に地区の文化祭での太極拳サークルの発表会にも参加しました。 扇を扱う
「養生太極拳」も発表しました。私の属するサークルは平均年齢が70歳近くに
なろうかという老人クラブ的グループです。いつの間にか皆同じように年寄りに
なったので、老人集団になってしまいました。

仲良しクラブなので、会員は太極拳の練習を楽しみに集まっています。進歩が遅い
私たちを指導の先生は半分諦め顔で教授してくれています。

それでも、年に1度の「発表会」のために、先生は懸命に準備をしてくれました。
こうなると先生の指導はボランティアに近いのです。黒一点の私の演技不足を
不安に思ってやせるほど心配しているのが分かります。 舞台に上がる寸前まで
私の着付け、号令の掛け方のタイミングなどあれこれと面倒をみてくれました。

演目ふたつの演技は大体うまくいったと思っています。号令もうまく掛けることが出来
ました。

先生への感謝の気持をこめて、ビデオ撮影したものを「じいちゃんの発表会」と題して
DVDに収めて、先生に贈呈しました。会員にもDVDを貰ってもらいました。

ビデオ取材と編集は、又もや家内の世話になりました。

高齢者の爪はぎ事件、看護師は二審で無罪 

2010-10-17 22:20:04 | 日記
九月に北九州市立病院の病棟課長が、2審で逆転無罪判決を受けた。入院高齢者
など四人の爪はぎを報道されて、病院長が「虐待といわれても抗弁しようがない」
と発表(07年6月)。

事件が表面化して「北九州市尊厳擁護専門委員会」が虐待と判断し、
福岡県警が看護師を障害容疑で逮捕した(07年7月2日)。

警察担当新聞記者は「県警、病院双方とも『つめはぎ』『虐待』との認識だった。
他に取材した病院関係者にも同様の認識があった」と述べている。
老人ホームの施設長を経験した私は病院側が看護師の自宅待機の処置とった
ことは正しいと考える。

問題は「つめはぎ」を傷害罪の刑事事件とし、起訴まですべきであるのか
判断が難しい。これは高齢の認知症者への虐待事件ではないのか。これに対して
看護師は「疾患がある爪を切っただけで虐待ではない」と主張している。
検事が人権を犯した看護師を起訴し、裁判官は有罪としてしまった。

看護師の行為を「つめはぎ」でなく「つめ切り」と認定したうえで
「患者に配慮せず、楽しみとして切った」と懲役6ヵ月執行猶予猶予3年という
珍しい判決となった。これで、虐待事件は二審までもつれ込んでしまった。

看護師の行為は「つめはぎ」であると関係者が認めているのに、「つめ切り」と
矮小化して判決を下すのは首を傾けざるを得ない。
老人の爪を処置するのは、かなり難しいと私は認めている。 認知症の高齢者の
爪を剥ぐ時は、医師や家族など関係者の同意を得てから処置したほうが良い。

看護師の代理人は「報道や捜査機関など、高齢者の爪のケア(介護)の実態を
知らない人たちが暴走した結果、『つめはぎ事件』が作られた」と訴えている。
報道まで非難するのは間違っている。

「つめはぎ」の治療(キュア)が行われたのは事実であり、認知症患者の
爪の治療は治療手続きを踏まえたうえで行うべきであるということを、こんどの
ケースは我々に示している。 高齢者とくに認知症者の治療は手続きが大切だと
いうことを教えてくれた。

看護師が家族から患者のつめ切りを依頼されても断るといううような話しが漏れ
伝わってきた。 高齢者の介護と治療を拒否することは看護師、介護士ともに
許されない。