私の76歳がやってきた。記念にと思って、松浦半島の一人旅をしてきた。
写真は証拠写真みたいなもので、超遠方に平戸城が見える。
カメラ操作はタクシーの運転手さん。
松浦半島は咬み付き亀の首のような地形をしている。口の先に平戸島が
生餌のように横たわっている。生餌といえば、平戸島の北々東に
「壱岐島」がある。
首の右付け根部分が「伊万里」、左付け根が「佐世保」と
覚えるといい。首根っこの真ん中が「有田」である。
そして松浦半島の最先端、亀の口の部分に田平(たびら)がある。
田平の西先端が「たびら平戸口」で平戸島と大橋で結ばれている。
たびら平戸口駅は「日本最西端の駅」と謳っている。
松浦半島一人旅は有田駅から平戸経由佐世保駅まで。松浦鉄道という
第三セクターが三十分に1本単位で規則正しく運行している。
ワンマンカーの1輌か2輌編成。観光客や学生さん用に乗り放題の券
を発行している。発券の駅員さんが私の風体を見て、この乗り放題券を
すすめてくれた。
やはり第三セクターだ、いいなーと思うことがあった。たびら平戸駅を
途中下車、1時間30分で平戸観光を済ませたのだが、佐世保行きに
乗る予定を駅員さんが覚えてくれていて、タクシーから降りる私を
うながして、佐世保行き列車にのせてくれた。
感謝の気持を表わすために、車中から駅員さんに手を振ったのだが
ワンマンカー運転手に送る合図に忙しく、こちらには気づかなかった。
そういえば、列車の中で会話した女子高生が、降りたホームから笑顔を
おくってくれたことを思い出した。
タクシーの運転手さんも親切に観光案内をしてくれた。 おかげで、いま
執筆中の秀吉の朝鮮遠征について、歴史を確かなイメージで描くことが
出来そうな気がする。
ゴールデンウイーク明けなので、随分と楽な旅行ができたと思う。
黄緑に彩られた山、白雲たなびく玄海の空、そして船を浮かべて音もなく
広がる海。いくつもの島影。
ゆっくり走る列車だけが緑のトンネルをリズム音を立てて抜けていく。
そうだ、これが幸運な一人旅だと思った。
松浦鉄道(佐世保)の経営について、新聞記事を紹介しておく。'09年度決算
2期ぶり黒字転換だった。好材料は燃料価格の大幅下落。地域経済の不振と
インフルエンザ騒ぎで営業売り上げ減。経常損益は若干の赤字、土地売却益で
黒字確保ということである。ローカル鉄道の運営の基盤と環境はきびしい
ということらしい。
写真は証拠写真みたいなもので、超遠方に平戸城が見える。
カメラ操作はタクシーの運転手さん。
松浦半島は咬み付き亀の首のような地形をしている。口の先に平戸島が
生餌のように横たわっている。生餌といえば、平戸島の北々東に
「壱岐島」がある。
首の右付け根部分が「伊万里」、左付け根が「佐世保」と
覚えるといい。首根っこの真ん中が「有田」である。
そして松浦半島の最先端、亀の口の部分に田平(たびら)がある。
田平の西先端が「たびら平戸口」で平戸島と大橋で結ばれている。
たびら平戸口駅は「日本最西端の駅」と謳っている。
松浦半島一人旅は有田駅から平戸経由佐世保駅まで。松浦鉄道という
第三セクターが三十分に1本単位で規則正しく運行している。
ワンマンカーの1輌か2輌編成。観光客や学生さん用に乗り放題の券
を発行している。発券の駅員さんが私の風体を見て、この乗り放題券を
すすめてくれた。
やはり第三セクターだ、いいなーと思うことがあった。たびら平戸駅を
途中下車、1時間30分で平戸観光を済ませたのだが、佐世保行きに
乗る予定を駅員さんが覚えてくれていて、タクシーから降りる私を
うながして、佐世保行き列車にのせてくれた。
感謝の気持を表わすために、車中から駅員さんに手を振ったのだが
ワンマンカー運転手に送る合図に忙しく、こちらには気づかなかった。
そういえば、列車の中で会話した女子高生が、降りたホームから笑顔を
おくってくれたことを思い出した。
タクシーの運転手さんも親切に観光案内をしてくれた。 おかげで、いま
執筆中の秀吉の朝鮮遠征について、歴史を確かなイメージで描くことが
出来そうな気がする。
ゴールデンウイーク明けなので、随分と楽な旅行ができたと思う。
黄緑に彩られた山、白雲たなびく玄海の空、そして船を浮かべて音もなく
広がる海。いくつもの島影。
ゆっくり走る列車だけが緑のトンネルをリズム音を立てて抜けていく。
そうだ、これが幸運な一人旅だと思った。
松浦鉄道(佐世保)の経営について、新聞記事を紹介しておく。'09年度決算
2期ぶり黒字転換だった。好材料は燃料価格の大幅下落。地域経済の不振と
インフルエンザ騒ぎで営業売り上げ減。経常損益は若干の赤字、土地売却益で
黒字確保ということである。ローカル鉄道の運営の基盤と環境はきびしい
ということらしい。