じいちゃんのつぶやき

生涯学習のつもりでブログを始めました

九州国立博物館 この春で5年半

2010-04-27 13:54:29 | 日記
太宰府天満宮の敷地に九州国立博物館がオープンして5年半になります。
歴史の古い太宰府に建っていますので、国立唯一の歴史博物館となりました。

岡倉天心が歴史の街に美術館をと要望してから永い年月がたち、
京都博物館が出来てから108年ぶりの国立博物館の誕生です。

文化庁、福岡県、設立財団や関係者の10年余の準備でようやく実現した
待望の博物館です。
外国の国賓をお招きすることも出来ました。国際友好と親善に役立つ
博物館でもあります。

会館設立の推進役文化庁の先生方や庁官河合隼雄先生の業績を評価します。
そして関係者のご苦労に感謝します。また、地元には実現のために多くの
支援者がいたことを忘れてはなりません。

私の近所に住居を処分した金すべてを寄付してくださった老人とこれを支援して
くださった方がいます。独居の老人と老人を支えていた町内のボランティア
が話し合って、この博物館設立事業を理解して大枚を寄付することに
なりました。なかなか真似できない美挙です。

九州国立博物館はいまや歴史愛好家、美術工芸愛好家にとっての拠り所に
なっています。文化交流展は今年になって、妙心寺展、長谷川等伯展
チベット博と続いています。
文化交流展はわたしたちの楽しみになっています。

私のホームページへのリンクは
http://www1.bbiq.jp/shima6/

通院と居宅介護で体力回復 先生お見事です

2010-04-16 18:26:33 | 日記
きょう16日、二月ぶりに恩師にお会いして来ました。88歳という年齢にもかかわらず
次第に気力ある表情をみせらるようになられたので、私はとても嬉しいのです。
ちょうど一年ほど前に、体調を崩された先生は、ずっと続けてきた研究の資料を
誰かに預けたいと言われた。

先生は体力に自信を失くされて、介護老人ホームにでも入りたいと希望を述べられた。
「先生それはかえって精神的苦痛を味あうことになりますよ」と私はもうしあげた。

「これまでのように、勉強を好きな時間にすることができず、起床を自由に出来ず
好きな酒も許されず、塩分の薄い健康食品を規則時間に口に入れることになります。
お風呂は毎日ではありません、今までと異なる生活パターンで毎日を送ることに
なります、その自信はおありでしょうか」

「通院しながら、健康な生活を目指して、奥様のお世話を受けて、体力回復することは
可能ですよ」と私は申し上げました。

その後、入院・入所をあきらめた先生の節制は驚くべきものだったらしく
お会いするごとに体力を回復しているのがわかった。
奥様の介助支援を受けながら、ご子息の支えで見事に気力を回復されていた。

「どうかね、俺の見かけは」とお酒が切れて一年の先生の自信顔がいった。
私と一回り以上はなれた人には見えない明るい表情だった。
横で奥様か「だんだん元気になったでしょ」とにこやかに言葉を添えられた。

高校授業料無償の実現に感謝

2010-04-03 13:38:57 | 日記
新年度から公立高校の授業料9,900円が無償化される。
私立高校にも「就学支援金」が同額支給され、親の年収が低い場合は1.5倍か
2.0倍増額される。
「貧困家庭には恩恵がない」と授業料免除を受けている父兄のうち、新たに金が
支給されないことに不満を述べる人がいるが、それは違う。

今度の法案は学校経営の安定化に大いにやくだつ。父兄や教育関係者は
教育費用の抑制になることを喜んで欲しい。 私の孫は、私立高校に通っているが
授業料無償化を喜んでうける。

膨れ上がる社会福祉費のために、財源不足に苦しむ政府が、
新しく予算0.4兆円を組んでくれたことに感謝する。

小泉元首相が『米百俵の故事』をあげてくれたことを思い出した。
「等しく学校に行けるようにする」ことを目標にする文部科学省の方針に賛成する。
学校教育の実をあげて、高文化・教育立国をめざそう。
私たち老人は明日の日本を担う若者を育てたい。 

上の写真は醍醐寺の観桜。インターネットから戴いた。

佛法僧による お彼岸の法話

2010-04-01 22:19:27 | 日記
お彼岸中に各寺院で先祖供養の法要が行われました。私も旦那寺の法要に
加わったのですが、お寺様の講話が大変面白かったので、短く紹介します。

和尚様の話では
「お彼岸の頃から、各教派は説教師を巡回して、お寺さんにお参りしている
檀家の信者に法話をしています。説教師は本山の仏法僧(出家僧団)の中から
選り抜かれて派遣されます。 『ぶっぽうそう』とは、仏の道を説く僧侶たち
つまり出家僧侶団のこと」
なんだそうです。

今度の説話は、出家僧侶の修行の話しでした。厳しい修行を重ねている
管長の日常も紹介していただきました。

一日に1回、自省の時間を持つことを勧めるこの教派は、僧侶の座禅を
修行の柱としていますが、私たちには、座禅の効用について、健康のための
呼吸法として考えなさいということでした。
とくに、吐き出す息に留意しなさいということでした。

血中の酸素量を問題にするスポーツ医学の説明を聞いたことがありますが
どこか共通点がありそうです。
和尚様は「体の中の毒素を静かに吐き出すつもりで」と説明されました。

ところで、三月十四日は旧暦での、お釈迦様入寂の日です。
各地で涅槃の図が公開されたとおもいます。私は偶然にも福岡市の博物館で
狩野派の大幅の涅槃図を観ることができました。
この系統の大幅のお釈迦さま入寂図は佐賀の高伝寺に伝わっています。
九州国立博物館のパンフレットに紹介されていましたので
このブログに掲載させていただきました。