じいちゃんのつぶやき

生涯学習のつもりでブログを始めました

椎間板ヘルニアの手術を受けた息子を見舞う

2010-11-29 23:34:33 | 日記

今日は11月29日。息子が椎間板ヘルニアの手術を受けた。二時間弱の手術だったらしい。
病室に移されて2時間ほどして面会した。
酸素マスクをして、チューブにつながれている息子をみると痛々しい。ディスプレイに
表示されている数字は、問題がないように見えた。
本人が「足も動く」と、みせてくれたので安心した。

息子は腰痛で3ヶ月ほど苦しんだらしいが、保存治療をあきらめて、摘出治療に踏み切った。
摘出したヘルニアのアルコール漬けを見て、意外と大きいのにびっくりした。
MRIによる手術前の写真をみせてもらったが、素人目にも、背骨(椎体)の間に挿まれた
椎間板が破れて、一部が椎間腔に突出ている。脊柱管を圧迫している部分がみえた。
やはり腰痛症状が出るのは無理もないように思えた。


医学的説明を本人にしていただけるようになって、ありがたい世の中になった。
椎間板ヘルニアを持った人は意外と多いらしい。症状が出ないので、自分はヘルニアがないと
思っているのがほとんどのようだ。

ヘルニアの予防は普段の生活の中で姿勢正しくすることと注意してもらったが、脊椎に負担が
かかる仕事をしている人に腰痛、歩行痛、肩痛に悩む人が多い。息子の場合は事務と生産現場
の管理を受け持つ激務に従事しているので、止むを得なかったのかもしれない。

老人にも腰痛、歩行痛に悩む人が多い。老人のわたしも、ますます姿勢を正しくして
生活することを心がけたいと思っている。

私 「カメラマン」になれそうもありません

2010-11-22 23:22:54 | 日記






孫が仔犬を連れて遊びに来ました。庭を忙しく動き回る犬を撮影しようと、カメラを
構えたのですが、フレームに入ってきた犬はあっという間に通りすぎてしまいます。
1枚目の写真を見てください。あらぬ方向にカメラを構えたのではありません。犬が
通り過ぎたので、私が困惑しているところです。

この写真は家内が写してくれたショットなのですが、家内から腹を抱えて笑われました。
私「カメラマン」になれそうもありません。年のせいで俊敏さがないのです。
とろいカメラマンになってしまいました。

次ぎの3枚の写真も家内の撮影によるものです。孫と犬の写真はいい記念になります。
それに、囲碁を楽しむ私の姿に至極満足しています。 孫たちが帰ったあとは
どっと疲れが出てきました。



「愛人は別にいます」と答えていいのかな

2010-11-17 01:30:22 | 日記


11月15日は黄砂が少しばかり収まっていた。佐賀の御船山辺りの紅葉見物に出かけた。
御船山公園はつつじ、さくら、もみじがたくさん植えられた花の名所。船の形をした山で
有名である。実物をみると、山の巨石を縦に削り取ったたような奇岩である。
地殻変動で岩が一気にすべり落ちたようなかたちをしている。

そういえば、ここらから有田、伊万里にかけての山は、妙にギザギザしている。薄くて
長細い山の背がくねるように上下している。激しい地殻変動によって、山が急に細って
しまったようにみえる。山が新しいというのか、大地の変動が地学上、新世紀に起こった
というのか、とにかく想像させるのである。地下のマグマが浅いところまで来ている
ような気がする。だから温泉も多い。

白状すると、この行楽は家内が通っているパソコン教室のバスツアーに潜り込んだのである。
教室の先生のご好意に甘えて、ひとりだけ旅行の目的がはずれていて、パソコン勉強に
取り組む気がうすい参加者である。家内のビデオ撮影に登場する専属モデルのつもりで
いるので先生には申し訳ない。写真は御船山公園の中のバスご一行様とビデオカメラマン。
紅葉は鮮やかだったので、教室の生徒さんの提出写真は素晴しい出来のものがあるだろう。

近くの有田のポーセリンパークに連れて行ってもらった。湯飲み茶碗に絵付けをさせて
もらった。青色の濃淡の顔料が出てきたので、海と昔の帆船と雲を書いてみた。
絵はうまく書けなかったが、どんな風に焼きあがってくるか、デザインの出来栄えが
楽しみだ。掛け軸の前で飲む茶碗としてピッタしだといいけれど。

パークに地元産品の販売棟があった。有田産焼酎で度数が高いものがあった。試飲
して気に入ったので家内に一本買ってもらった。品のいい年配の販売員が「奥さんが
綺麗だから弐百円負ける」といった。その男性はかなり年配に見えたから、ひょっとすると
酒造メーカーの経営者ではないかと思った。彼はこんなこともいった。「あの人との
関係をたずねてはいけないように思える」。

「訊いてもらってもいいですよ」と返事したが、「ハハーンだいぶ歳が離れているな」
でも、「少しばかりうらやましいな」と思ったかも知れぬ、とおかしかった。
家内は「愛人は別にいます」と答えてあげればよかったのに、と言いました。

菊と紅葉の鑑賞 老人の行楽

2010-11-06 22:38:56 | 日記




76歳の老人二人が、太宰府の紅葉を楽しんだ。二人は中学生からの
親友。落ち合ってから、まず太宰府天満宮に参拝。 展示中の菊を愛で
猿回しの古典的演芸を楽しむことができた。

宮の裏側に回り、茶屋のバンコでひんやりとした空気のなかで餅を
頬張った。この茶屋に最初に来たのが確か51年前のことになる。
よくも覚えていたと我ながら感心する。

この茶店の横に、小さなトンネルがある。飯塚の有名な炭鉱主が
飯塚方面から、そして「かまど神社」から天満宮に入るいるとき
近道をするためにトンネルを掘ったようだ。

口さがない太宰府雀は、トンネル出口の茶屋の小娘「お石」さんに
会うために、トンネルを造らせたのだと話しています。
私はこのことを「ためにする」噂だと考えています。炭鉱主は太宰府の
大鳥居を寄進しているのです。今で言えば「メセナ事業」に当たると
思う。

炭鉱主は柳原白蓮から離縁状を書かれた人ですが、綺麗な人を愛でる
性質の人だったと考えます。男ですね。

私が目にしたお石さんは「大石さん」と呼んでいいような大柄な
着物姿だった。キリリと女将風に髪を結い上げた面長美人だった。
噂が飛ぶのも致し方ないと思ったものだった。

友人はこの茶屋娘と仕事をしたこともあって、名残尽きない様子で
あったので、お石さんの姪御さんとの記念写真を撮ってあげた。

飲酒で青春回想が順調に過ぎたため、我々は夜の街を放歌して歩いた。
出てきた歌は東海林太郎の歌だった。奇妙に歌詞がすらすらと出てきた。
これが老人の記憶の特徴だと気づいた。「昔のことならよう覚えとる」
のに「パソコン操作を習ってもすぐ忘れる」と友人はいった。