じいちゃんのつぶやき

生涯学習のつもりでブログを始めました

彼岸お中日(春分の日) 父を偲ぶ

2011-03-21 21:31:29 | 日記


今日3月21日は春分の日。彼岸のご先祖様を供養する日です。

日頃はご先祖様を敬う儀式に熱心ともいえぬ罰当たりの私ですが、
きょうは神妙に行動し、ご先祖様を偲びました。

昼夜の長さが同じ春分の日、生物に感謝をささげて私たちの無事を願う日でも
あります。赤色は災難を逃れる色、小豆の赤い「牡丹餅」を仏前にお供えして
家族の息災をねがうのが、江戸時代からの行事でもあります。
今日、甘党の私は仏様にお供えした「牡丹餅」の下げものを
おいしく頂戴しました。

老齢に達したわたしは、夢の中で父母との思い出で目覚めることが多くなりました。
昔のことを鮮明におもい出すことが出来るのは、高齢者の特徴であります。
ことしは、父と別れて70年。だんだんと父が身近に思えてならぬのです。
幼い私と弟と別れるときの父の心境は如何ばかりであったでしょう。
「子を持って知る親の心」、父の気持ちがようやく身近に感じられるよう
になったということでしょう。

父の願いのように成長した人物になれなかった心苦しさを感じるこの頃です。
父の命日に大仰な法事は致しませんが、今年一年を<父の年>として
私だけの供養を続けようと決めました。さしあたって「父との思い出」を
文章化してみようとおもいます。