四柱推命≪詩子の推命日記≫

四柱推命に関する日々の命理的考察およびフリートーク

辰月木旺について

2012年04月04日 10時16分30秒 | インポート
★難易度Ⅰ~Ⅱ
本日、辰月に入ります。辰月は余気に乙木、本気に戊土です。

まず、辰月木旺について述べておきます。辰月は季節は寅卯の春の終わりに当たることから、前半を木旺、後半を土旺(春の土用)としております。辰は湿土であり、万物を生成し、豊潤な湿土です。調候は丙火をもって暖となれば、さらに良質な土になるというわけです。木旺はその割合も木2.土1ですので土は小さいですね。

 辰中蔵干の乙木ですが、乙は湿木で生火は不能です。この乙木が力量を発揮するのは丙火によって辰が燥に傾くことにより、乙は乾いて燃えやすくなるのです。ですから、戌月の辛金を計るのと同様に辰月の乙木も精査が要ります。月支に関わらず、他の支であっても丙午巳の有無は大事です。

 戌月の金旺の辛金などはマユツバものですね。金2などと力量を数えていたら、鑑定を間違ってしまいます。復習ですが、戌月は壬水の陶洗によってのみ辛金は現れます。その上、丙火の暖照があれば・・・・ですから、難しいことこの上ないです。戌月ほどバランスの取りにくい月はないでしょう。それに比べれば、辰は丙火ですから・・・・やりやすいですね。人間の性情も扱いやすければ問題ないのですが、それはまた別物ですね(笑)。
 さて、辰月の乙がどの程度に・・・というので考えてみたいのですが、
〇巳
〇辰(木)
甲辰
〇午 

ですが、日干甲はどこにも寅卯の根は見当たりませんが、・・・・なかなかの力量です。おまけに大事なことですが、辰の養木も考えなければなりません。甲と辰の相性の良さですね。木は豊潤な湿土によってよく育つということです。ここからも辰がいかに良い土かというのはわかります。この月に生まれたかったです(日干己土ですので)。性情はまた別ですので・・・(私は女なので未月の質素なのも主婦向きかと・・・)、慰めてみたり・・・・話が反れました。

さて、さて、この辰ですが、巳、午があって、調候も良いです。辰中の乙は元気です。よって月支の辰中の乙は力量は大です。日支の乙も加担できます。そして、乙は巳、午に洩れて転々となります。〇〇の部分でずいぶんと変わるでしょうが、これだけだといいですね。

で、本日(H24 4 4)ですが、
 壬辰
 甲辰(木)
 乙未
 〇〇 です。

おいおい、となります。時干支になにが来るかが知りたいところですが、これ以上の木気は困ります。これこそ、丙火が必要です。調候と通関に是非!となります。
これ以上の木気がくればどうなるか・・・・・破土です。地支に辰辰未と土性支が並びますが月干の甲にほぼ抑えられています。八字の中だけで土財はアップアップです。女命なら、逆行運ですので大運が木を行きます。こういうときは丙火が必須です。丙火は調候だけでなく、財との通関として働きますのでこれなくしては・・・喜はないと思えます。男命なら、火旺運に入りますので無事ですが・・・運才の水、木が喜神となるでしょう。
 少し、辰で遊んでみました。   

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 化殺について | トップ | 辰月木旺・・・続き »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

インポート」カテゴリの最新記事