四柱推命≪詩子の推命日記≫

四柱推命に関する日々の命理的考察およびフリートーク

癸日干で卯月生まれ(従児格で・・・)

2014年03月23日 22時33分28秒 | インポート
伊予西条に行ってきました。石鎚山系のきれいな水が流れ出る町です。街中なのに写真のような清流が観られます。

★難易度Ⅱ 少し難しいですが、ご容赦を・・・
本日、癸巳日。さて・・・・

 甲午
 丁卯
 癸巳
 〇〇  です。

時干支は思い切って甲寅としましょう。講座の皆様のためにも・・・最近習った変則格局とします。

 甲午
 丁卯
 癸巳
 甲寅

 八字は日干癸水。卯月木旺の生まれです。八字には一点の印も比劫もありません。旺令の木が2甲天地に透ります。日干は弱の上に旺令の食傷に洩らす一方です。日主は立てません。こんなときは日干は我を捨てて他の五行に従する以外にありません。もし、従さず、普通格と看れば、日干は「依るべない」ということになります。生きてはいられないことも・・・
 ですが、大概のこのような八字の事象はお元気で何も問題がないようです。
本日の命は架空命ですが・・・・
 さて、八字内ですが、日干癸は時干支の甲寅に洩らし、さらに巳火へ。また一方で月支の卯に洩らしており、年干の甲とともに年月干支の丁、午、そして日支の巳へも流通します。2流れありますが、流はきれいです。木火とありますが、主体となるのは月支卯の木の食傷ですので、日干は木に従することになり、格は従児格と取ります。

 格:従児格
 用神:甲
 喜神:木火
 忌神:土金
 閑神:水
 調候:卯月不要
とします。

 用神は卯の蔵干「甲」です。従児格の場合は子平は適用しません。日干は我を捨てて旺じる八字の「気勢」に従った形です。滴天髄の天干論でも言われていますが、陰干は弱きを畏れずですが、陽干は弱ると生きる道が無くなります。要するに陽干はなかなか従することはできず「気」に従い、「勢い」には従わないものである。そして陰干は「勢い」に従い、従することを厭わないということです。解釈はいろいろあるようですが、上記の八字は日干癸水で「癸水至弱」と言われていますので従する以外にないのです。そして「気勢」は「木」から火に流れればいいのです。喜は木が旺じることです。火も喜神ですが、火が旺じ過ぎて、木に取って変わっては本末転倒となりますから、適切であることが条件となります。
 また日主が立てたり、旺の木の五行と剋戦するような場合は忌となりますので印の金は忌神となります。特に庚金は天干で金木剋戦となります。地支の申酉も寅、卯と冲剋となり忌の傾向です。水は日干の根となりそうですが、生木となれば忌は薄れますので閑神となります。
 他、土は忌の傾向ですが、火⇒土と流れれば忌はありません。例えば、天干に丙ときて地支に辰、戌などは問題ない干支です。天干で甲⇒丙と通関します。地支に辰戌未丑などは2甲に破されます。破土となり土は忌に近いと看ます
 さて、位相ですが八字内のどこにも剋戦はなく瑕疵もなく、流も綺麗です。日干からすぐに食傷に繋がるのは特に良いかと・・・・まずまずの位相高とみます。
 次に大運ですが・・・
順行運でしたら、 戊辰 己巳 庚午 辛未 壬申 癸酉・・・・
 第一運から甲戊剋戦します。
 第二運も天干己は剋も地支の巳には流通します。八字月干の丙では己土への通関が弱いので剋をみたのですが、丁でなく丙が透るならこの運は問題なし。
 第三運庚午はやはり天干庚甲の剋ですが、庚金は弱で甲食傷はあまり傷まず、旺は旺として崩れないので最忌とならないでしょう。午は前運同様に問題なしです。やや木が足りないのが気になるところですのでこの運は年運での木を欲します。
 以後、辛未の火旺は平運も土旺はやや忌の木剋土があります。
次運の壬申年からは地支剋戦して忌の傾向です。

逆行運でしたら、丙寅 乙丑 甲子 癸亥 壬戌 辛酉 庚申
 第一運から喜神運です。
 第二運も乙丑も問題なし。
 第三運の甲子の子は日干に根のようですが、生木して食傷に流れますので忌とはなりません。
 第四運癸亥は天干地支ともに生木です。やや忌ではありますが破格とまではならな(旺は崩れない)いですが、喜とは言えません。
 第五運壬戌も同様です。
 次運からの純金運は最忌です。年齢的にも金木の病源に注意です。

と、今日は少し難しいですが、従児格を看て頂きました。


昼食に入った漁港にある「マルトモ水産」のレストラン。新鮮なお魚が盛りだくさんの海鮮丼、1300円でした。安い!!
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