

☆命理
こんばんは!!
今日は立冬です。冬とは思えない暖かさですが暦の上では冬です。亥月水旺になりました。
さて本日は庚午日。
癸卯
癸亥
庚午
戊寅
日干庚金は亥月水旺に生まれた食神格の命です。日干庚金は申酉の根はなく唯一ある時干の戊土の生金に頼ります。この時期は水勢が強く八字は寒冷で湿の気が漂います。しかし立冬も入ったばかりです。戌月の土勢が残りますので時干の戊は見かけよりは強いかと見て、午に逢いますから戊は暖の気を得て生金します。寅は天干の戊を剋す意は少なく午の火源となります。死令の午はこの時期は欲しい調候の火で八字を暖にして生気を与えます。
年月は癸水が団結して亥に通根し庚金を引きますから暖金になった庚はよく生水し洩気大過の八字となります。流は時干の戊から年支卯にかけて土金水木と綺麗に流通はしますが日干はかなりの弱となります。
よって喜忌は・・
格 食神格
日干 弱
用神 やむなく丙
喜神 土金
忌神 水木
閑神 火
調候 丙
立冬とはいえ昨日までは戌月でしたから庚金は質的にはそこそこで相令には至らないまでも極弱とは言えないでしょう。午の調候は一長一短あって暖金になれば流が増しますから庚の洩気は増すと見るのですが月支の癸亥が午を制しますから午はかなり力を削がれます。わずかな調候というレベルですが寅が生火して減力を免れます。
配合の良し悪しはともかくも日干庚金は根なく旺じる食傷に任じることはできません。食傷は忌となりますので水智の水ともならず、ダダ洩れするのみで原局では本人に自信などあり得ません。しかし大運で逆旋して金旺に入れば一気に自信家となって変貌することでしょう。