いしころとまとの花野果村(はなやかむら)

野菜ソムリエ全国大会金賞受賞料理教室『花野果村キッチンガーデン』主宰 
いしころとまとのベジフルこぼれ話

野草摘み

2011-05-05 20:29:16 | Weblog
連休、故郷へと帰省している方も多いかと思いますが、
みなさんそろそろお帰りの頃ですね。
故郷のご家族に会えた満足感と共に、
渋滞などの帰省疲れで、
 家に着いた途端
ほっとする方も多いかと思いますが・・・

我が家では、連休は殆ど外に出ることがありません。
私にとって帰省するところは、
だって・・・・ここなんですね。

ここは両親が住んでいたところ。
仕事の関係で、2~3年に1回は引っ越しという
忙しい人生を送った両親が、
最後に永住の地と決めた、
この地が、、、
結局私にとっても、永遠の故郷となったわけです。

ここは・・・
仙台の西部。
開発がどんどん進んでおりますが、まだまだ
自然の息遣いを近くに感じることができます。

朝は・・・いろんな声で鳴く鳥のさえずりに自然と目が覚め
山々を望むと・・・芽吹きはじめた木々の緑が目にも新鮮で
広瀬川河畔に降りると・・・せせらぎが春の光を元気に跳ね返し
幸運なときには・・・雉の姿も見ることもできる
素晴らしいこの地を
私は日々愛しながら過ごしております。

運動不足解消に始めた散歩ですが、
今年は散歩中に新たな楽しみを発見しました。
震災後活動が少なくなったため
リフレッシュを兼ねての散歩でしたが
ある日のこと、屈んでいる女性に会いました。
普通なら、行き過ぎるのでしょうが、、、
何となく物寂しかったせいでしょうか。。。
ついつい話しかけたところ
「ここで、ミツパとっているのよね。ほら見て」
と言う言葉が返ってきて、
それから色々な場所に二人で行ったわけです。
毎日毎日散歩していたのに・・・まったく気がつかず
自生のセリや、ミツパ、そしてクレソンなどを
その女性のお陰で発見することができました。


自生の芹とクレソンです。画像はありませんが、
ミツパもそばに自生しております。
穏やかながけの下に位置するここには
自然の水が流れ込んでおり、田んぼの農薬も
気にする必要がありません。
芹摘みが楽しくって、暫く手で摘んで帰ることにしたのですが・・・






ビニールを当然持ってこなかったので・・・
服のポケットに詰め込んで、上からカシャ!
影を見ると・・・お腹周りが大きく膨らんでいるのが
わかります。



数日後、しっかりと袋を持って
目指すは・・・広瀬川に流れこむ小さな小川

 


 

セリや、クレソンが至る所に自生しております。
手前にはセリが、セリの向かい側にはクレソンがあるのがわかります。
視線をちょっと上に向けると・・・
ノカンゾウの新芽らしきものがあったのですが
野草はよくわからなく、

 うちへと戻ったわけですが・・・

 

 

川から上の住宅地へのがけを登っていくと・・・

2輪草の可愛い姿を発見しました。
2輪寄り添って咲く姿が愛らしいのですが
これも、食べられる野草だそうです。
でも、健気に崖っぷちに咲く姿を見たら
摘み取ることはできませんね。

 

 

 

カラスノエンドウの群生も見つけました。
花も可愛いのですが、豆科特有のつるがとっても可愛い。
これも若葉を摘んでお浸しなどにして食べることができるのですが
たいして美味しいものではないので
画像に治めるだけに。。。

 

 

広瀬川沿いの桜もこの日は満開でしたが、今日行ったら
もう既に葉桜になっておりました。

 

 

 

家に帰ってから、

父が山菜を採るときに使っていた本を調べ

 

 

 

左から、クレソンに、セリに、ノカンゾウの若芽とふりわけ
毒となる野草がまじってないか、1本1本選別していきます。


この日の夕飯は当然、野草尽くしとなります。。。

 


 

「ノカンゾウの若芽とイイダコの酢味噌和え」


 

左手前が「セリの漬け物」
奥が「セリのお浸し」

 

 


海の若芽とクレソンの中華風サラダ
春雨なども入れて、ツルリンコンというかんじでしょうか。。。

 

 

メインは・・・イナダのお刺身です。
このお魚はお店から買ってきた物ですが・・・
お魚教室に通ったお陰で勿論、自分で捌いておりますよ。

 

 

 

 

 

 

残ったクレソンは水に入れて水耕栽培
日の当たる窓際においておくと、自然と発根してきて、
またあらたな新芽を
食べることができるわけです。

 


こうやって日々自然を楽しむ生活を送ることができるのも

両親のお陰・・・ですね。

 

 

 

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12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
豊かな自然 (abu71_nomin)
2011-05-06 00:30:13
散歩で行けるすぐ近所に、こんな環境があるのは羨ましいですね~
こちらも車で行けば結構近いのですが、家の周りは住宅地ですからね…。
でも畑が近いから良しとせねばならんですね^^
abu71_nominさんへ (いしころとまと)
2011-05-06 20:09:00
こちらも住宅地だらけですが
広瀬川ぞいに、いいところを見つけました。
abuさんも、山菜採り楽しんでいるようですね。
今気がついたのですが・・・
1971年生まれ?
いえいえ (abu71_nomin)
2011-05-07 01:08:29
1967年生まれですよ~
Unknown (チョロピコ)
2011-05-07 12:31:22
何てステキな暮らしぶり!ご両親からのDNAは確実に受け継がれた訳ね。いしころちゃん、ここにありきを納得です!今朝からしとしと5月の雨。雛菊の「月様、雨が」「春雨じゃ、濡れてまいろう」・・・な~んて風流は消え失せたけど、生気あふれた樹の新緑が眩しいですね。お料理の画像はいずれも春の宴にぴったり!桜の筆描きのお皿にクレソンとわかめのサラダは正に旬!ご馳走様でした
あら、そう。。。 (いしころとまと)
2011-05-07 19:46:35
丁度10才違い。
どちらが10才若いかって?
勿論・・・
チョロピコさんへ (いしころとまと)
2011-05-07 19:53:07
チョロピコさんは、万葉集好きですか?
私が学生の時に、なぜか万葉集の
風流溢れる哀歌の数々にして
思いが遙か彼方に飛んでいた頃があります。
今、万葉集を思い出そうとしても
思い浮かべず・・・
頭がしゃきっとしていたあの頃がとっても
うらやましいです。。。
お皿までほめて頂き有り難うございます!!
言われるまで・・・
私が気がつかない始末。
春の宴・・いい表現ですね
Unknown (あけみ蝶)
2011-05-08 18:42:22
こんばんは。
連休は何処へも行っていません。
ラッキーを飼ってから何処へもいけません。
いしころとまとさんのお住まいの環境は、素敵な所ですね~~。
広瀬川に流れこむ小さな小川
綺麗な水ですね~~。
クレソンに、セリに、ノカンゾウの若芽がたくさん採れてよかったですね。
「セリの漬け物」食べた事がありません。
野草尽くしのお料理おいしそう。
2輪草可愛い花でしょう~~。
信州に行った時、花は食べらませんが・・・
食べましたよ。
こんばんは (パール)
2011-05-08 22:19:34
すてきな環境でお住まいのようですね。
内陸部だから被害はなかったようですね。

こっちでもまだ行灯栽培してます。
だいぶ気温が高くなってきましたが、私はすいかだけ行灯にしてます。
あとはなんとか大丈夫みたいです。

トマトは難しいのでミニトマトの赤と黄色だけにしました。
アイコは今年はやめました。

連休は空港行くだけで渋滞でうんざりだったのでどこも行かずです。
辞書みたいな本を借りてたので頑張って読んでました。
ジムと畑で汗流してました。

今晩次男が10連休をとって帰国するはずなのに連絡がなくて心配してるんだけどメールぐらいよこせ~って憤っております。
あけみ蝶さんへ (いしころとまと  )
2011-05-09 08:56:55
あら、二輪草たべたんですね?
お味は・・・どんなお味。
セリの漬け物の作り方は
セリを洗ったら、塩を振りかけておき
暫く置いたら・・・
熱湯をさっと上からかけます。
そうするとシャキシャキ感がしっかりと残った美味しいセリの浅漬けができます。
よかったら試してみてね。
パールさんへ (いしころとまと)
2011-05-09 09:03:30
パールさん
むすこさんからメール来ましたか?
きっと、今頃パールさん宅で
ぐ~ぐ~寝ているのでは?
連休は外に出ると、大変な思いをするだけなので
例年どこにも行きません。
その代わり、連休が終わるとどっかに行くんですね。
今の時期は要!行灯ですね。
影絵などするともっと素敵かも。。。

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