しげじいの雑記帳

あんなことこんなこと、老いの生活を思いつくままに、、、、

パワハラ

2023年10月18日 | 報道雑感

 ・「言葉」は受け取る側の立場とそのひとの考えなどによっては、言った人の言葉の真の意味内容は変わってしまうものだと思う。

「パワーハラスメント」(以後パワハラ)という言葉が毎日のように聞こえてくる今の社会。私の若い頃には無かった、今思えば当時の上司・指導者の言葉はパワハラ。"命令口調、人格を無視した言葉”はいつもよく言われた、皆そんな事を気にしない時代だった、すんません、といって仕事していた。

  時が経って自分が指導する立場になって、上司とは「部下の育成、目標の達成だ」と言われ、同じことを部下に言ってた。時代は変わる、今は違うかもしれないけど、思えばあの頃の「職人」と弟子の関係はパワハラかも、だがそれに耐え努力して一人前の職人になれた。NHK朝ドラ「ブギウギ」の指導風景、昔は当たり前だったが、今の人はどう見てるのか聞いてみたい。

 教え方だろうけど、教える方は一日でも早く一人前になって欲しい、育成教育のための言葉はきつい、受け取る側には強制(パワハラ)となる。そのへんがビミョウで難しい。指導者の上司のもつ人柄・人間性が「愛の鞭かパワハラかの分かれ目」と思う。いくら「パワハラ研修」をやっても、人の性格がそう簡単に変わるものではない。

 会社のトップの人格というか人柄と言うか、それによって会社の「風土」は変わるもの、おべんちゃら、ごますり社員に囲まれた「裸の王様」社長もいる。組織に与えられた地位権力を自分の力と過信する上司もいる。人間だからといえばそれまでだけど、部下は生きるため家族のため、立場を守るため、怒られたくない、だからお客様そっちのけで幹部が並んで、社長お出迎えする会社もあれば、本社からお偉いさんが来る、仕事そっちのけで大掃除する地方事業所。最近では会社の出入り口に草一本生やすな、業績挙げろといわれ、傷の水増し、除草剤を撒いた自動車修理会社があったが、社員の気持は良く分かる。

 組織は人間だから、パワハラを無くすことは到底できない、なんていうと、時代遅れの爺さんが何言うかと言われそうだ。多かれ少なかれ今後も必ず起こる、無くならないと思う。じゃどうしたらいいと言われても、答えはありません。

 ・同じハラスメントでも「セクシャルハラスメント」となると、この頭では悪いことだとは思うけど、難しい問題で、これも「人間社会」では必ず起こる問題だろうと思う、思うだけで答えはありません、すんません。 

      今日も良く晴れて、澄み切った秋の空です、、、

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