しげじいの雑記帳

あんなことこんなこと、老いの生活を思いつくままに、、、、

ここ数日は

2023年09月09日 | 日常雑記

 ーオオタニサンが出ない負け試合を視る気にならず、早い回復を心の中で祈りながら読書の日が続き、代わりに台湾でやってるU-18高校野球を観てます。 

・台風13号が日本の南の海で熱帯低気圧に変りました。記録的な大雨を降らせた大雨台風でしたが、まだ東北・北海道は油断にならないと今朝の報道です。涼しかった二日間でした、でも残暑の暑さがまた戻って来たようです。昨日は風が時々強く吹き小雨が降ったり止んだりの午後、3ヶ月目の眼科定期検診で病院の送迎バスを利用して出かけました。幸い眼圧視力視神経も異常なくてひとまず安心です。

 今日の雑記帳、、

 ・「九」が二つ並ぶ九月九日。「重陽の節句」で、「菊の節句」ともいわれ、菊の花を杯に浮かべて酒を飲んだ故事が有るそうだ、今もどこかにその習慣が残っているらしい。栗ご飯を食べたりもする。一般的なのは9と9で「救急の日」。

 でも、ひとによっては「汲々の日」。会社では能も無いのに昇進しようと点数稼ぎに「汲々」としている社員も多い、政治の世界では賄賂をとって私腹を肥やすことで「汲々」とし、結果捕まった奴もいる。

 ・中国の詩人、陶淵明の詩に「采菊東籬下悠然見南山」という有名な一節があります、「菊ヲトル東籬ノ下、悠然トシテ南山ヲ見ル」と読むそうですが、陶淵明先生はその菊を酒に浮かべて楽しんだのかも。酒が飲める人には優雅なひととき、飲めない老人は羨むだけ。パソコンでこんな詩を見つけたので、ご参考までに。、

  秋菊有佳色  秋菊 佳色あり
  衷露採其英  露を衷みて其の英を採り
  汎此忘憂物  此の忘憂の物に汎べて
  遠我遺世情  我が世を遺るるの情を遠くす
  一觴雖獨進  一觴獨り進むと雖ども
  杯盡壺自傾  杯盡きて壺自ら傾く
  日入群動息  日入りて群動息み
  歸鳥趨林鳴  歸鳥林に趨きて鳴く
  嘯傲東軒下  嘯傲す東軒の下
  聊復得此生  聊か復た此の生を得たり

 秋の菊がきれいに色づいているので、露にぬれながら花びらをつみ、この忘憂の物に汎べて、世の中のことなど忘れてしまう、杯を重ねるうちに、壺は空になってしまった。日が沈んであたりが静かになり、鳥どもは鳴きながらねぐらに向かう、自分も軒端にたって放吟すれば、すっかり生き返った気持ちになるのだ、、、
コメント
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