ペーパー・写・楽

ペーパークラフト、京都の写真、カブ、自転車、軽自動車で楽しんでいます。

秋のきのこ(大腸ポリープ)狩り

2017-11-08 15:53:40 | 日記
 ついに大腸にできたポリープを切る日がやってきた。
大腸検査の人も含めて6名もおられる。
収穫祭である。
朝からまたまた下剤2リットルを2時間かけて飲み干す。
6名とも飲むペースに違いが出る。


ちょいと紅葉が進んだかな?
下剤も進んでお尻がケルヒャー。
午後1時を過ぎると、綺麗になった人から順番に検査または切除。

「着替えてください」と呼ばれた。
お尻の開いた紙パンツに履き替えてイザ出陣。
ベッドに横たわるとオリンパスの大きな機械から内視鏡の管が見える。
さすがに顕微鏡や接写に強いオリンパスである。

「麻酔をして知らないうちに終わっているか、麻酔をしないで画面を見るか、どちらにしますか」
「そりゃ、楽しく画面を見ます」

内視鏡がドンドン入って「きのこ」のところに来た。
「やはりかなり大きいですね」
「はい、手塩にかけて育てましたから」
ここから主治医と看護師の手際の良い作業が始まる。

「大腸とキノコの付け根を縛りますね」
主治医がカメラの角度を変えたりして、看護師が縛りやすようにしている。
先が輪になった昔の犬取りのようなものが画面に現れた。
根っこをぎゅーと締め付けた。
「うまいことやらはるね~」

次に切断用の小さな挟みのようなものが出てきた。
「切る、焼く、固めるという動作を数回行います」
煙のようなものが見えたかと思ったら、少しずつ切断されて、切った箇所が白くなってきている。

きのこがポロンと外れた。

縛ったところは極細の針金のようなもので止めて、切断箇所はクリップのような留め金で処理している。
「自然に排泄されるから大丈夫ですよ」

最後にきのこの採集。
先の曲がった細い三本足のようなもので取り出した。
「見ますか」
「見せてください」
直径15mmほどのものが医療用の用紙に載せられていた。

息の合った作業で完璧。
「さすがですね~」
「これからお腹が張りますが、二酸化炭素を注入したので自然と体に溶け込んでいきます」
「光合成で酸素に変えます」

ここの病院はポリープ切除をすると1日だけ入院となる。
朝昼抜きで、やっと出てきた夜食がこれ。



「おかゆ」じゃなくて「おもゆ」と薄い味噌汁にアップルジュース。
箸なんかいりません。
何だか疲れて夜10時頃に就寝。

早く寝すぎたのか朝4時に起床。
暇なので病院内をうろちょろ。
自販機の缶コーヒーの美味しさは格別だった。
でも飲んでも良かったのかな?

本を読んだりしていると6時に血液検査、7時30分に朝食とあいなった。

朝食はおかゆと味噌汁、大根おろしに細かく刻んだ人参。
バナナと牛乳もあって少し嬉しい。


外の景色を見ると雨模様。

ベッド代は無料で、仕切りのカーテンや調度品も綺麗で個室並となっていて良心的。
看護師さんたちも親切でいい病院でした。

血液検査の結果も異常は無く、全ての手続きが終わって帰宅したのは10時過ぎ。
意外と早く戻れました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする