某銀行員日記

とある銀行員の日常を書いたブログ。政治・経済・文化・芸能、硬軟取り混ぜて日々思ったことを主に書きます。

安倍内閣誕生で

2006年09月27日 23時57分26秒 | 真面目な独り言
<安倍新内閣>財務・尾身氏、文部科学・伊吹氏など決まる

第一次安倍内閣の閣僚が決まりました。
ニュースのコメンテーターなどは、外交・軍事はわかりやすいが、経済運営が不明瞭ということを言っていました。
しかし、私はそうは思っていません。
それは経済財政担当大臣が誰かを見れば明白です。

経済財政担当大臣は、小泉内閣の下では非常に重要でした。
なぜなら、経済財政諮問会議を取り仕切り、小泉内閣の経済政策を実質的に決定する立場にありましたからね。
竹中大臣時代は、民間議員からの提言を突破口に、今までやれなかったような斬新な経済政策を行い、改革を成功へと導いていきました。

与謝野大臣時代は、逆に党内の事情を考慮し、あまり目立ったことをすることはなくなりました。
もっともこれは小泉内閣の幕引きの時期だったからかもしれませんが。

そして安倍内閣では太田弘子さんが新大臣です。
太田大臣はご存知の通り「大阪学派」として竹中大臣を支えた人物。
経済的な立ち位置は竹中大臣とほぼ同じですし、竹中大臣のやり方を十分に熟知しているでしょう。
となれば、彼女は第二の竹中大臣になることを安倍総理空は思われていると考えて叱るべきです。

安倍内閣は官邸機能を強化しているといわれています。
官邸機能の強化ということは、官邸主導で政策を決めていくということです。
政策をどう行っていくかを官邸主導で決めていくとなれば、小泉内閣の時と同じか、それ以上に強力なリーダーシップを持っていくということになります。
そうなれば、彼女がどういった役回りを期待されているか、想像するのは難しくないでしょう。

これまで以上に内閣と党が対立する事態が増えるでしょうが、それをどう抑えるかが中川幹事長の手腕にもかかっているわけですね。
武部幹事長はそういう意味では非常に有能でしたが、いったいどうなるんでしょうね。