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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

震える家族

2024-02-04 05:05:57 | 韓国映画
今月もひょっとしたら“第二回勝手に「韓国映画祭り」”が出来るかもしれないかな?っていうくらい
今月2日には韓国映画が3本もリリースされましたけど・・・

そんな中で今月最初に選んだ韓国映画は定表のあるKホラー映画。Kホラーと言う割には全く怖くない作品でしたってのも惹句にあるようにホラーミステリー作品です。従ってこれは持論ですけどもJホラーのように驚かそうって言う意図が全くない作品ですから、観客を怖がらせようと意図した作りになってなくて、そうですねナンデ?っていうミステリー要素の方が多めの作品でした。
 
長男を事故で亡くし、施設から視覚に障害を持った男の子を養子として施設から引き取った村の教会の牧師夫婦
なんと養子を迎える以前に実子として二男ニ女がおり、その長男が水難事故で死んだから養子を迎えようという六人家族のなかで起きる恐怖ミステリー作品
ホラーちゅうよりもミステリー、ミステリーちゅうよりどちらかと言ったらオカルトっぽい作風だったかな

施設から引き取ったイサクと言う新たな6人目の家族を迎えて物語は始まって行くけれど、視力がほとんどないイサクにはなぜか6人家族ではなく7人目にあたる誰かが見えない目に見えていて
このもう1人は誰??
そうなんですイサクをもらい受けるきっかけとなったこの家の池で事故死した長男だったんですが、イサク以外には誰も見えないゴーストな訳で
映画自体も彼の姿をはっきりと見せずに動いていくんですね
そこいらは製作側の映像的な意図でして
 
まぁそう言うことで序盤からある意味韓国映画的の強い作風で進行していくうちに、見てるこっちは長女に違和感を覚えつつ、イサクを除く三人の子供たちに目がむいて進行していくんですが
実はもう一人村の若者ですからこの神父さんの教区の若者でしょう
父親と日曜ミサに出席してるんですが、実はその息子さんにもこの家のもう一人の誰かさんが見えていて
 
まぁ画面がちょっと暗いのがこの映画の欠点ですが、恐怖を煽るよりもミステリアスな雰囲気に拘ったって言う方が正しいのかも
この青年、池の畔で母親に声をかけてきたり、イサクは君には見えてるとか、意味深なことをさらに意味深に持っていく始末
もう何だか出てくるやつみんな病んでるって感じ・・・

映画の進行に連れて徐々にこの神父一家の家族、そう特に子供の長女の本当の姿がみえてくると、誰が長男を事故に見せかけて殺したのって言うようになっていくものの
イサクは死んだ長男と同化して彼の代弁者として母親に言葉を伝えるだけで何も死の真相は語らないものの
子供は天使に見えてその実は悪魔であるって言う映画なわけで
さらに母親までもが・・・
 
ただただ神父の父親は何もできないという有様の中で一つの真相があきらかにされた時に母親がとった行動は・・・
 
私はこう言ったオチは好きな作品ではありますが、このオチを見た普通に生きてる人にとってはある意味胸クソな作品に受け止められるんだろうな
とだけ言っておきます。
 
2022年製作、韓国映画(日本公開作品)
キム・ジニョン監督作品
出演:パク・ヒョジュ、キム・ミンジェ、チャ・ソヌ

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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こんにちは! (ヒロ之)
2024-02-16 17:16:50
こちらにも。
これも主は悪魔ですが、霊が出てきたりと、もうなんでもあり状態でしたけど、結局は母と子の愛と、贖罪に対しての考えを強く描きたかったんだろうなあと。
あれだけ色んな事が起きるのにまるで怖さは無かったですが、引き込ませてくれたのは間違いなく子役たちの熱演。
どの子もちゃんと存在感を示す演技をしているのだから凄いの一言に尽きます。
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ヒロ之さん、こちらにも (morkohsonimap)
2024-02-17 03:40:49
ありがとうございます。
いやこれは実に韓国映画らしい韓国映画でしたね
確かににっぽんと比べると韓国でのキリスト教は多種多様に渡ってるようで
統一教会のようなのもあったりしますからねぇ
果たして?????って思えるのも事実ですが

映画でのキリスト教もホラーには適してるようで(汗

しかしそこは宗教的なことを借りての実は親子愛をテーマにしているんですよね
っていうか父親の存在感の薄いこと・・・

この作品は子役に尽きていましたね
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