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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

アンストッパブル

2020-07-07 17:27:18 | 洋画
「アンストッパブル」っていうと10年くらい前でしょうか
デンゼル・ワシントンが暴走する機関車を止めようとする映画がありまして
私はジャケット借りの人ですから、ジャケット一瞥しただけで本国で製作された『ミレニアム』シリーズの「ドラゴンタトゥーの女」で、日本デビューを果たし
世界的な女優さんの一人になってしまわれたノオミ・ラパスがジャケットに写ってるだけで
ガーリーアクションだって、勝手に思い込んでセットレンタルに組み込んだんですが
 
最初にいっちゃいますと、ガーリーアクションではありません
が、実に面白い作品だった
もうラストは9階の裏ツーアウト満塁で、三点差のビハインド
なんとラストバッターは9番ライトの選手が打ちに打ったり逆転満塁サヨナラホームランをかっ飛ばしたような映画だった
ノオミ・ラパスはやっぱ演技巧者であった作品だったなぁ
 
お話としては、って言うか原題が「Angel of Mine」って事で
7年前に種産後すぐに産院の家事で最愛の娘を亡くしたリジー
その事故?がトラウマとなって精神的にかなり不安定な状態で
11歳の息子を一人で育てているシングルマザーです
リジーの事故後から続いている精神が不安定であることを理由に、
元夫のマイクは息子の単独親権を求めていた
ある日彼女は、息子の友達の誕生パーティーで偶然出会った少女ローラに娘の面影を見て、なんと次第にストーカー化していく・・・
劇中の誰もがリジーを異常だと思う行動を繰り返し
見てるこっちもリジー希異常さにコレはやばい映画だって見ていくわけで
その少女を誘拐してしまうんじゃないかと思うほど執拗にローラを追いかけていく
 
ローラの母クレアがリジー希異常さに気づき・・・
そうなんですノオミ・ラパスがあまりに異常すぎて、過剰にローラに執着を見せた来るのに対して
ローラの母親役のイヴォンヌ・ストラホフスキーの見てくれが、実に理知的で押さえた演技と母親としての自然な演技が素晴らしくて、見てるこっちはイヴォンヌ・ストラホフスキーの方を応援してしまうんですね
こう言う時に役に立たないのが父親
危機感もほとんど感じないわけで・・・母親はある意味自分のお腹から出た分身が娘ですから
そこはなんだろう動物的な勘が危機を呼び覚まされるんですね
そう言う勘というか母性はノオミ・ラパスの方にも生まれて
完全にストーカー化してしまうんですね
 
そして先に書いたように誰も予想だにしなかった逆転満塁サヨナラホームランという驚愕のラストが待ち受けているんですが
脚本が粗かったのか、意図だったのか、劇中で小出しに伏線を全く出さずに
いきなり驚愕ラスト
こっちもいきなりのツイストに完全にやられた映画だった
ある意味卑怯だよね、どっかに伏線にの一つくらいは、貼って置いて欲しかった
ノオミ・ラパスの暴走振りが邦題no「アンストッパブル」だったんですね
 
2019年製作、オーストラリア・アメリカ合作映画
キム・ファラント監督作品
出演:ノオミ・ラパス、レベッカ・バウワー、ルーク・エヴァンス、フィン・リトル、アンニカ・ホワイトリー、イヴォンヌ・ストラホフスキー

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