MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

脱走特急

2020-07-06 23:09:58 | 洋画
我々世代だと「脱走特急」ちゅうたら、フランク・シナトラの戦闘捕虜となった連合軍兵士が、ナチスの収容所から、列車に乗って大量脱出するアメリカ映画ですが
この今回視聴した「脱走特急」は、ここんとこ「T-34 レジェンド・オブ・ウォー」に代表されるような
第二次世界大戦の東ヨーロッパ戦線のソ連軍とナチスとの戦いをロシアが製作してる映画がレンタル店に毎月のように新作がアルバトロスから大量に配給されてきてまして
その面白さの昇華された傑作が「T-34 レジェンド・オブ・ウォー」でしょうか、劇場版公開版は113分だったようですし、私も短尺版での鑑賞でしたが、
この「T -34〜」の完全版なんて139分も尺があるようで・・・
 
長いだけがいいわけではありませんが、この「脱走特急」は今年の<未体験ゾーンの映画たち2020>では140分と言う長尺で公開されたようですね
で、もってこのDVDも140分の長尺でしたので、いつ寝落ちするかと思ってましたが
二時間20分寝落ちする間もなく最後まで見てしまった
この映画もフィクションという事なのかな・・・
 
1943年1月、ソ連第2の都市レニングラードは、1年半もの間ドイツ軍に包囲されていた。
ソ連軍は包囲網の一部を突破し、レニングラード200万市民を餓死から救うため、レーニンの一言での国家総動員態勢によりわずか17日で鉄道は開通させる
国家総動員という事で、鉄道敷設に駆り出されたのはなんと女子学生たちだった
そうですね、日本でも此の時代国民総動員で女学生挺身隊などが作られていまして
沖縄決戦では白百合部隊の総自決とか勇名ですが
 
ソ連は革命後は共産主義国家として成立してるので
実は女兵士を戦線に出しているんですね、連合国も女性士官とかいるにはいますが
前線に出してなくて兵站部での事務作業をして行わせていたようですが
日本では女性が戦線に行けたのは色々後世になって共生徴用だと言われてる十軍慰安婦と従軍看護婦くらいしかいなかったですが
 
中国で製作される日本人叩きのドラマでは日本軍の女性兵士が登場する作品もありますが
日本で兵士としての女性は第二次大戦では皆無ですね
って話がずれましたが鉄道敷設に動員された女学生のマーシャとソーニャは、
機関士見習いとして第48鉄道隊に配属されて
1943年4月、汽車は軍の機密兵器と孤児院の子供たちを乗せてレニングラードをモスクワに向けて出発したが
ドイツの砲撃と空襲により途中でで立ち往生してしまい
機密の積荷か、孤児院の子供たちの胃のか
って言う選択に迫られたり・・・
そうなんです機密兵器の正体は、原爆開発のための核物質だったのですが
アメリカよりも先に核爆弾がロシアで開発され、日本で使われていたら
今の日本は赤い旗で埋まっていたのかも・・・
 
ロシアじゃないや、ソ連だよね、総動員制での国民の動員数が半端ないよね
さすが共産国家、動員された国民は線路をわずか17日で開通させてしまうんですね
ドイツのメッサーシュミット信夫攻撃受けたりするものの
なんと味方が撃墜すると
脱出したドイツ空軍兵士2向かって女たちがスコップで滅多打ちで殺傷しちゃうんですね
 
食料も足りないような描写もあったり
ヒロインのマーシャの儚いロマンスもあったりと、娯楽に徹したロシアの戦争映画でした
「T -34〜」とは違い、主演が女の子っていうのも良かったかな
 
2019年製作、ロシア映画
フェドール・ポポフ脚本・監督作品
出演:アルテム・アレクシフ、アナスタシア・ツィビゾワ、イゴール・ヤスロヴィッチ、アルテム・ミリニチャク、アレクサンドル・ヤツェンコ、ダリア・エカマソワ、アレクサンダー・オブラソフ
 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ファンハウス 殺戮の監禁部屋 | トップ | アンストッパブル »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

洋画」カテゴリの最新記事