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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

チャイルド・マリッジ 掠奪された花嫁

2022-03-15 23:27:44 | 洋画未公開
実話ベース、なんとそれもエチオピアでの古い慣習となって都会ではなく田舎の村落では日常的に行われてる”誘拐婚“を描いた映画
女性の人権派であるアンジェリーナ・ジョリーがプロデュースしてる作品をウリにレンタルされてます
そしてなんと2014年制作の作品でした。

14歳になる少女ヒルトは学校の帰り道で複数の男たちに拉致されて監禁された挙句その一人にレイプされ
嫁にすると言われたが、隙を見て銃を奪い逃げ出すものの男たちに追われてレイプした男を撃ち殺してしまう
そこで彼らはヒルトを捕まえて警察に突き出す
警察はろくに捜査もせずに男殺しでヒルトは死刑だと決め付けてしまう

どう考えても捜査もせずに男を殺したってだけで拉致監禁の方は不問で
ヒルトだけが死刑だって言うのはおかしいだろうけど
それがエチオピアの“誘拐婚”風習が昔から存在していて
女は男の隷属物っていう男尊女卑より酷い風習から来てるようですが
 
それを知った女性人権団体の弁護士メアッツァ
でも男社会の世界であるエチオピアで女性の人権を訴えても法も検事も死刑だと頑として動かない
なにせ当人が家族が14歳だって言っても、戸籍というか出生証明さえ無いんですからねぇ
ヒルトの外見と肉体的性徴から医者でさえ10代後半って判断するけど
メアッツァはヒルトのは両親から、14歳ということと洗礼証明だけを頼りに
未成年と主張してヒルトのは人権を守ろうと奮闘するものの
 
その一方で村には村独特の掟というか解決方があるようで、ヒルトの父はお金で被害者男性との家族との間で村長の仲介で解決を図る
これまた面白い解決法ではあるものの
国として一応法治国家の体裁としてヒルトの裁判が行われる
 
メアッツァは様々な妨害に遭いながらも国のは法務大臣まで訴えても
無罪を勝ち取ろうと孤軍奮闘するけど
彼女をいわゆる弁護士の恩師の男性弁護士先生のは助言を受けたりして・・・

メアッツァもヒルトもの実在の人物、映画でも実名です
国家権力と戦った末に一応ヒルトの無罪を勝ち取ることが・・・
これが元になっているのでしょうかヒルトは女性の人権を守る団体で現在働いているようです
なんとメアッツァは2018年にエチオピアの初の女性で最高裁長官に就任されてるようですね
この映画の製作が2014年ですからラストのスーパーには記載されなかったようです
こんな国家でも女性人権デーの結果ではエリオピアノ国会議員さんの半数以上が、大統領も女性だったりで結構女性が政治に登用されてる国で
下から二番目(ワースト一位は韓国だそうです)の日本に相当水を開けてるようですね

2014年製作、エチオピア映画
アンジェリーナ・ジョリー製作、ゼルセナイ・ベルハネ脚本・監督作品
出演:メロン・ジェトネ、ティツィタ・ハガーレ

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