羽生王座、「ヤフーゲーム」で将棋の指導対局・6局とも大熱戦に

2006年11月25日 23時56分42秒 | ニュース
http://it.nikkei.co.jp/internet/news/index.aspx?n=MMITba000025112006

 ヤフーは25日、将棋の羽生善治王座がネットで指導対局するイベントを同社のゲームサイト「ヤフーゲーム」で開催した。羽生王座は3人と同時に対局する「三面指し」を2回対戦。なかには羽生王座が一時劣勢となった将棋もあり、「皆さんよく勉強されていますね」と将棋ファンの実力の高さに舌を巻いていた。

 ヤフーゲームでプロが指導対局するのは昨年8月の谷川浩司九段、今年1月の矢内理絵子女流名人・石橋幸緒女流四段に続き3回目。当日、ヤフーゲーム内の将棋コーナーに接続していた利用者から3人ずつ計6人を選び、ハンディなしの「平手」で対戦した。6局とも対局の予定時間ぎりぎりまで続く大熱戦で、なかには羽生王座が過去に出場したタイトル戦と同一の局面が現れた将棋もあった。

 羽生王座は以前ネット将棋を度々指していたが、最近はあまり利用していなかったという。来年4月にはネット将棋による初の公式棋戦「大和証券杯」の開催も予定されており、あるいは羽生王座にとって今回の指導対局はウォーミングアップの意味合いもあったのかもしれない。羽生王座は対局後、「子供のころに今のようなネット環境が整っていたら、必ずネット将棋を指したでしょう」と語っていた。

 ヤフーでは指導対局などを通じてゲームサイトの認知向上を図る考え。今後もプロ棋士参加のイベントを開催するほか、昨年の編入試験を経てプロ入りした瀬川晶司四段との指導対局権をチャリティーのネットオークションにかける試みも始めている。

 指導対局が行われた時間には対局の様子を伝える動画中継に4000以上の同時アクセス、将棋ゲームサイト全体で約2万のアクセスが集まった。動画のダイジェスト版は後日公開する予定だ。


[2006年11月25日/IT PLUS]

いじめ動画流す、伊当局が管理者のグーグル捜査

2006年11月25日 23時55分53秒 | ニュース
http://it.nikkei.co.jp/internet/news/index.aspx?n=AS2M2500E%2025112006

 イタリアのミラノ地検は24日、インターネット検索大手、米グーグルのイタリア駐在担当者2人の捜査を始めた。同地検によると、学生がいじめにあうビデオをネット上に流した「中傷ほう助」の疑いがあるという。

 ネット上で増える動画サイトの管理者に、犯罪に関する投稿の責任を問えるかどうかが注目される。問題のビデオは伊北部トリノ市の学校で、17歳の自閉症の少年が同級生らにたたかれたり、からかわれたりする映像で、「グーグルビデオ」で流された。

 いじめた生徒や担当教師は既に捜査対象となっている。グーグル側は投稿を見過ごした責任を認め、捜査に協力するとしているが、イタリア国内では反発が強まっている。(ミラノ=野沢正憲)