ＪＣＯＭ、クラシックや宝塚など追加番組を拡充

http://it.nikkei.co.jp/digital/news/index.aspx?n=NN001Y388%2027022007

ケーブルテレビ最大手のジュピターテレコム（ＪＣＯＭ）は4月から追加料金を払って視聴する「プレミアムチャンネル」の番組を順次拡充する。クラシック音楽や宝塚歌劇など愛好者の多い３チャンネルを新設。視聴者開拓につなげる狙い。

　まず4月1日にクラシック音楽専門チャンネル「クラシカ・ジャパン」、5月に宝塚歌劇チャンネル「タカラヅカ・スカイ・ステージ」、6月に韓国のエンターテインメントチャンネル「Ｍｎｅｔ」を始める。

[2007年2月28日/日経産業新聞]

米マイクロソフト、電子新聞技術を無償提供

http://it.nikkei.co.jp/internet/news/index.aspx?n=AS2M26012%2026022007

米マイクロソフトはインターネットを使って読む電子新聞や電子雑誌を作成するための技術をメディア企業に無償で提供する。紙媒体のネット進出が加速する中、電子版の編集でデファクトスタンダード（事実上の標準）の確立をめざす。ニュース検索サービスをめぐりメディア企業とのあつれきを強めるグーグルと一線を画し、ＩＴ（情報技術）と媒体の融合で主導権をねらう。

　マイクロソフトが提供するのは、紙媒体の記事や広告をネット上で新聞や雑誌に近いレイアウトで表示する独自技術。関連する別の記事や写真に飛ぶなどネットの特性を生かした機能のほか、記事をパソコンに保存し、移動中などでも記事が読める機能をつけた。

　新聞社や雑誌社はマイクロソフトの基本技術を土台に自社の配信サービス用のソフトを容易に開発できる。


[2007年2月27日/日本経済新聞　朝刊]

ヤフー、インターネット試写会を本格展開

http://it.nikkei.co.jp/internet/news/index.aspx?n=AS1D2305O%2024022007

　ヤフーは3月からインターネット試写会サービス「おうちで上映会」を始める。ヤフーの会員は抽選で公開前の映画や発売前のＤＶＤをネットで視聴できる。従来は有料会員に限定して実施していたが、一般会員にも試写の機会を広げることで会員の拡大と試写会スポンサーの獲得を狙う。

　ヤフーも製作委員会に参加している映画「アルゼンチンババア」の試写会を3月8日から実施する。期間は二週間で募集人数は3万人で、数万人規模のネット試写会は珍しい。


[2007年2月25日]

ミクシィ、人気オンラインゲーム内に採用拠点

http://it.nikkei.co.jp/internet/news/index.aspx?n=AS2E23016%2026022007

ソーシャル・ネットワーキング・サービス（ＳＮＳ）大手のミクシィは、人気オンラインゲーム「セカンドライフ」内に新卒採用のための拠点を設ける。同ゲーム内でしか見られない会社説明映像を用意するほか、学生がミクシィの採用担当者にゲーム内で様々な質問ができるようにする。同ゲームの利用者はネットビジネスへの感度が高いと判断した。

　2008年4月入社分を対象に、3月から5月まで設置する予定。数多くの学生にゲーム内採用拠点を訪問してもらえるよう、訪問した学生にはゲーム内の分身キャラクターが使えるＴシャツや自転車などを贈る。学生と採用担当者の会話はゲーム内に設定するキャラクターを通じて行う。

　「セカンドライフ」はゲーム内に自分の分身キャラクターを作り、米ドルと換金可能な仮想通貨を使って買い物や会話をし「もう一つの人生」を楽しむゲーム。ミクシィが本格的な新卒採用を実施するのは08年4月入社分が初めてで、同月に約30人の入社を見込んでいる。

[2007年2月27日/日本経済新聞　朝刊]

米ネット仮想都市に日本企業「出店」・広告効果に期待

http://it.nikkei.co.jp/internet/news/index.aspx?n=NN001Y042%2025022007

ネットを使って仮想都市での生活を営むゲーム「セカンドライフ」に、日本企業が相次いで進出する。アニメ企画会社やテレビ朝日、電通などが出資する映画製作委員会が広告を始めるほか、中古書籍販売のブックオフコーポレーションが仮想店舗を設ける。セカンドライフは米国を中心に380万人が登録し、近く日本語版も開発される見通し。日本向けにも企業が広告媒体として活用する動きが広がってきた。

　アニメ企画制作会社のＤＬＥ（東京・千代田）とテレビ朝日、電通が出資する映画製作委員会は、セカンドライフ内に仮想の映画館をつくり、予告編を流す。3月に公開するアニメ映画「秘密結社　鷹の爪　ＴＨＥ　ＭＯＶＩＥ～総統は二度死ぬ」を宣伝する。



[2007年2月26日/日本経済新聞　朝刊]