NHKオンデマンド、会員登録の当初目標下回る

2009年01月27日 11時15分09秒 | ニュース
http://business.nikkeibp.co.jp/article/tech/20090126/183875/

パソコン向けサービスのトラブル回避に向け原因を共同調査、対策を実施へ
西畑 浩憲 【プロフィール

NHKの見逃し視聴サービス「NHKオンデマンド」(NOD)のパソコン向けサービスで、コンテンツの視聴に必要なソフトのアップデートが正常に行えず、サービスを利用できないケースがある問題について、NHKは、サーバー・システムを管理するNTTコミュニケーションズ(NTTコム)、再生ソフトの開発元であるマイクロソフトと共同で原因を調査し、近く具体的な対策を実施する予定である。

 NHKが2008年12月1日に開始したNODは、パソコン向けとテレビ向けの2つのサービスがある。サービス開始1カ月間のパソコン向けサービスの番組視聴回数(ビデオビュー)は22万回、会員登録数は1万6000件だった。テレビ向けのサービスは、ビデオビューが約3万回で、各配信事業者を経由しているため会員数はNHKでも把握できていない。NHKはサービス開始当初、2009年3月までに4億円の売上と、8万人の会員登録を目標としていた。この目標に対し12月の結果は「当初の予想よりかなり低い」(NHKオンデマンド室)状況だという。

 NHKはパソコン向けサービスの利用が低調な理由として、最新の映像配信技術を採用した結果、多くの利用者の環境でWebブラウザーと映像再生ソフトであるWindows Media Player(WMP)のアップデートが必要となったのが原因だと分析する。特にWMPのセキュリティーアップデートに失敗し、NODの利用者登録まで行ったものの番組を視聴できていない利用者が相当数いると見ている。NHKがNTTコムと、マイクロソフトと共同で原因を調査を進めるのは、この問題への対応を進めるためである。

著作権の問題で配信中止は12月だけで約40本に

 このほかにも、NODで配信を予定していた番組の権利許諾交渉が放送後も決着せず、配信が遅れたり中止となるケースが出ている。出演者から配信許諾がもらえない、海外・プロスポーツ関連の映像で権利処理ができないといった理由で配信を中止した番組は、12月だけで約40本に上った。この件についてNHKは、解決まで時間がかかるという見通しを示した。

 NHKは今後、NODの利用を促進するためにインターフェースの改善やプロモーションの強化を予定している。また4月の番組改定に合わせて、より多くの番組の見逃し視聴サービスでの提供と、語学や趣味関連の番組配信を強化する計画である。

(西畑 浩憲=日経ニューメディア編集)

ビデオリサーチ、6媒体の広告統計データを一括提供するサービス

2009年01月26日 15時10分09秒 | ニュース
http://www.nikkeibp.co.jp/article/news/20090123/127029/?ml

2009年1月23日
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 ビデオリサーチは、テレビ/ラジオ/新聞/雑誌/交通/インターネットという6媒体の広告統計データを一括提供するサービス「iNEX2 6媒体広告統計」を開始した。
 テレビ/ラジオ/新聞/雑誌広告を対象とする既存サービス「四媒体広告統計」に交通広告とインターネット広告を加え、各媒体の広告件数や放映秒数、ページ数、推定インプレッション数、広告費などの情報を提供する。データは、商品/サービスの分野別、広告主別、銘柄別で集計している。
 広告の調査地区/対象数は、テレビが関東/関西/名古屋、ラジオが関東/関西、新聞が119紙(2009年1月現在)、雑誌が354誌(同)、交通が東日本旅客鉄道/東京地下鉄/東京急行/京王電鉄/小田急電鉄、インターネットが259サイト/1346ページ(同)。テレビ/ラジオ/新聞/雑誌広告は最新5年分、インターネット広告は2008年1月以降のデータを用意する。
 データ提供元は、テレビ/ラジオ広告がビデオリサーチ(ビデオリサーチコムハウス)、新聞/雑誌/交通広告がエム・アール・エス広告調査、インターネット広告がビデオリサーチインタラクティブ。
■関連情報
・ビデオリサーチのWebサイト http://www.videor.co.jp/
・ビデオリサーチコムハウスのWebサイト http://www.videocom.co.jp/
・エム・アール・エス広告調査のWebサイト http://www.mrs-ads.com/
・ビデオリサーチインタラクティブのWebサイト http://www.videoi.co.jp/

娯楽媒体の利用時間、5カ国すべてでネットがTV上回る

2009年01月25日 16時58分13秒 | ニュース
http://it.nikkei.co.jp/internet/news/index.aspx?n=NN002Y033%2013012009

国際会計事務所大手デロイトトウシュトーマツが日米欧など5カ国を対象にまとめた2009年の消費者調査によると、インターネットの利用時間がすべての国でテレビを上回った。特に14―25歳のネット世代は4分の3が「(動画など)娯楽を楽しむメディアとしてテレビよりパソコンを多く使う」と回答した。
 09年版の「メディア・デモクラシーの現状」調査は08年9月から10月20日にかけて日本、米国、ドイツ、英国にブラジルを加えた5カ国の計8824人の消費者を対象に実施した。
[2009年1月14日/日経産業新聞]

フジ、米で音楽著作権事業 20億円で1800曲分権利買収

2009年01月25日 16時57分05秒 | ニュース
http://it.nikkei.co.jp/digital/news/index.aspx?n=AS1D13084%2013012009

フジ、米で音楽著作権事業 20億円で1800曲分権利買収
 フジ・メディア・ホールディングスは米子会社を通じ、米国の音楽著作権管理会社を約20億円で買収した。権利を持つ楽曲を米国で映画やテレビ番組などに再活用し収益源とする。フジは昨秋の持ち株会社化を機に、国内地上波テレビ放送以外の事業の育成と収益源の国際化を目指しており、米音楽著作権ビジネスへの本格参入をその一歩とする。
 全額出資子会社のフジ・エンターテインメント・アメリカ(米カリフォルニア州)がこのほど、シックス・パームス・ミュージック(同)を買収した。同社は2003年のジェニファー・ロペスの大ヒット曲「オール・アイ・ハブ」、著名シンガー・ソングライターのトム・ウェイツの作品群など、約1800曲の著作権を管理する。
[2009年1月14日/日本経済新聞 朝刊]

違法着メロ4億曲 08年、3年連続で正規配信上回る

2009年01月25日 16時50分32秒 | ニュース
http://it.nikkei.co.jp/mobile/news/index.aspx?n=SSXKD0327%2007012009

2008年にインターネットの違法な無料配信サイトからダウンロードされた携帯電話の着信メロディーは、正規の有料配信数(3億2900万曲)を上回る4億714万曲と推計されることが7日、日本レコード協会の調査で分かった。
 作曲者や歌手らに著作権料を支払わず音楽を配信することは著作権法で禁止されているが、違法着メロは調査を始めた06年から毎年増えており、曲数が正規配信を上回るのも3年連続。
[2009年1月8日/日本経済新聞 朝刊]