「NHK全国学校音楽コンクール」ブロック大会をP2Pライブ配信技術でインターネット中継

2009年08月24日 16時43分43秒 | ニュース
http://www.nikkeibp.co.jp/it/article/NEWS/20090824/335903/

ビットメディアは2009年8月24日、日本放送協会(NHK)が実施する第76回NHK全国学校音楽コンクールの九州/関東甲信越//東北の三つのブロックにおけるコンクールの模様を、P2P(Peer to Peer)ライブ配信ソリューション「シェアキャスト2プラス」を利用してインターネット・ライブ中継をする。目的は、「地元県で開催されないブロックコンクールを、なんらかの方法で観覧したいという合唱を学ぶ児童・生徒や指導者、保護者などの要望に応えること」という。
 シェアキャスト2 は、ビットメディアがアンクルが共同開発した。2002年に日本で初めて事業化したP2P技術を利用したライブ配信システムという。シェアキャスト2 プラスは、P2PエンジンをJavaアプレット化することで、P2P専用ソフトウエアのインストールが不要である。Microsoft社のInternet Explorerなど各種Webブラウザ上で視聴できる。
 ビットメディアでは、これまでも「P2Pに関する社会的理解の促進、技術的測定、今後解決すべき課題の抽出など」を目的とした総務省が支援するネットワーク高度利用推進協議会(事務局はマルチメディア振興センター)の実証実験の一環として、シェアキャスト2プラスを使った「エフエム世田谷人気番組の生放送ライブ配信」や「JFL ガイナーレ鳥取戦のライブ中継」などを実施してきた。今回も、「ネットワーク高度利用推進協議会」の技術協力を得て実施する。
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(田中 正晴=日経ニューメディア)