地デジ、難視聴対策にＢＳ活用・総務省と民放、ＮＨＫ方針

http://www.nikkei.co.jp/news/main/20071130AT3S2901429112007.html

総務省と民放キー局、ＮＨＫは地上デジタル放送の電波が届かない難視聴地域に2009年度からＢＳ（放送衛星）を活用して視聴できるようにする方針だ。民放とＮＨＫは地デジを放送するための中継局の設置を進めているが、難視聴地域を完全になくすのは難しいためだ。今後、総務省と民放の費用負担の割合を調整して、12月半ばに発表する。

　いまのアナログ放送は11年7月に打ち切りとなり、地デジに完全移行する。ところが総務省によると、11年7月時点で地デジの電波が届かない世帯は最大で約60万世帯に達する。東北の山間部や沖縄の離島など過疎地がほとんどを占める。(08:02)

ＳＣＥ、ＰＳ３に番組有料配信・ゲーム連動、テレビで視聴

http://www.nikkei.co.jp/news/main/20071130AT1D2807P29112007.html

　ソニー・コンピュータエンタテインメント（ＳＣＥ）は据え置き型の家庭用ゲーム機「プレイステーション３（ＰＳ３）」にインターネットで番組を有料配信するサービスを来年初めから世界で始める。ゲームの内容と連動したドキュメンタリーなどハイビジョン画質の映像をテレビでみられる。大日本印刷も任天堂の携帯型ゲーム機向けに電子書籍などを配信するサービスを始めると発表。ゲーム機をコンテンツ配信用端末として活用する動きが加速する。

　ＳＣＥの新サービスはＰＳ３を持ち、ネット接続サービスに加入していれば誰でも利用できる。ＰＳ３のネット接続機能を使ってダウンロードした動画をハードディスク駆動装置に蓄積。テレビでハイビジョン級の高画質として再生する。(09:18)

フジテレビ、ＣＭ放送３日前まで受け付け・機能性高める

http://it.nikkei.co.jp/business/news/index.aspx?n=AS1D210B5%2029112007

フジテレビジョンは来年4月からＣＭの受け付けを現在より1日繰り上げ、放送3日前までにする。天候や商戦の動向を放送直前まで見極めてＣＭ内容を決めたい広告主の需要に対応する。テレビＣＭの機動性を高め、広告収入拡大を狙う。

　現在、広告会社からフジテレビへのＣＭ素材の出稿締め切り日は放送4日前。フジテレビはデジタル放送機器の利点を生かして素材の編集工程を効率化、放送までの期間を短縮する。ＣＭ内容のチェック体制は週末も対応できるよう人員を増やす方向だ。「将来的には放送前日でも持ち込める体制も考える」（豊田皓社長）としている。

[2007年11月30日/日本経済新聞　朝刊]

アクトビラ、08年の東アジアサッカー選手権を無料配信

http://it.nikkei.co.jp/internet/news/index.aspx?n=AS1D2908R%2029112007

テレビ向けインターネットサービスのアクトビラ（東京、大野誠一社長）は29日、来年2月開催の「東アジアサッカー選手権2008決勝大会」の模様を無料で配信すると発表した。人気スポーツのコンテンツ（情報の内容）を強化し、テレビ向け動画配信サービスの普及を図る。

　日本と中国、韓国、北朝鮮の4カ国代表チームの対戦を、試合終了後に無料で配信する。アクトビラは11月から、ネットで映画などの有料配信サービスを開始。コンテンツの充実を急いでいる。

[2007年11月30日/日本経済新聞　朝刊]

全日空・ＪＲ東日本が提携、カードを一体化

http://www.nikkei.co.jp/news/main/20071129AT1D2802Q28112007.html

全日本空輸と東日本旅客鉄道（ＪＲ東日本）は28日、カード事業や旅行商品開発などで包括提携することで合意した。両社のサービスを一体化したクレジットカード発行のほか、旅客機と鉄道を組み合わせた旅行商品などを共同開発する。両社の顧客基盤はカードなどの会員だけで3000万人規模。少子化で国内の旅客需要が頭打ちになるなか、競合関係にある両社が手を組み、今後伸びが見込める団塊世代や外国人などの需要を取り込む。

　来月初めにも基本合意契約を結び発表する。(07:00)