「コンテンツこそがキング」――MS、テレビ局などと連携を強化

2007年08月30日 14時24分53秒 | ニュース
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20070829/280686/?ST=pc_news&set=rss

マイクロソフトは2007年8月29日、パートナー向けの戦略説明会「CONNECTED」を開催した。基調講演に登壇したダレン・ヒューストン社長は、「コンテンツこそがキング。これこそが、コンシューマーに対して価値をもたらす」と述べ、テレビ局などとの連携強化を発表した。

 ヒューストン氏が基調講演の中で持ち出したキーワードは、同社の戦略である「Software+Service」。「SaaS(Software as a Service)」や「Web 2.0」のようにサービスだけを重視するのでなく、ソフトウエアにサービスを組み合わせることで新たな価値を創出することを意味する。ハードウエアの性能向上やブロードバンドの普及、モバイルデバイスの進化などインフラ面が整ってきた今こそ、Software+Serviceでドラマチックな変化が起こせると説明した。

 Software+Serviceのプラットフォームとして位置付けられるものの一つが、Windows Vista Home Premiumなどが標準搭載する「メディアセンター」だ。「現在出荷されているVistaパソコンの9割は、メディアセンターを搭載している。また導入台数でいえば、今後2~3年の間にパソコンの半数がVista搭載となるだろう」(ヒューストン社長)。同社の思惑通りにVistaが普及すれば、それらのパソコンに配信されるサービスやコンテンツの重要性が増す。「日本の高品質なコンテンツに対して、欧米からも高い関心が寄せられている」(ヒューストン社長)とし、イベントに参加したパートナー企業にも積極的な参入を呼びかけた。

 基調講演の中では、テレビ局3社との連携強化も発表した。日本テレビ放送網(NTV)は、ワンセグのデータ放送とメディアセンターとの連携機能を同日から開始すると発表。ワンセグのデータ放送を視聴中、気になる個所をクリックすると、メディアセンターが起動して関連する動画コンテンツが再生されるというものだ。バッファローのUSBワンセグチューナー「DH-KONE/U2」「DH-KONE/U2S」や、富士通のワンセグ機能搭載パソコン「FMV-BIBLO NF50W/V」などがこの機能に対応する。

 東京放送(TBS)は、横浜ベイスターズ主催のプロ野球の試合を動画配信する「ハマスタWAVE」を既に配信中。生放送から10~15分遅れで各イニングの動画を公開する。特定のイニングや、気になる選手の打席だけを選んで視聴するといったことも可能だ。

 テレビ東京(TX)は、2007年9月末に、アニメ配信サービス「あにてれ」を開始予定。同社の動画配信サイトで配信中のアニメをメディアセンターのユーザーインタフェースから視聴できるようにするほか、関連するテレビ番組も無料配信する。冬以降には、メディアセンター向けの新サービスも投入したいという。

 電子書籍を提供するイーブック・システムズも新コンテンツを披露。同社が公開中の無料電子書籍サイト「Flib」で公開中のコンテンツを、メディアオンライン向けに提供する。雑誌や写真集などを、リモコンを使って閲覧できる。2007年12月末にサービス開始予定だ。

(八木 玲子=日経パソコン)

ソニー、動画サイトに番組配信――広告媒体に活用

2007年08月30日 10時22分55秒 | ニュース
http://it.nikkei.co.jp/internet/news/index.aspx?n=AS1D2907M%2029082007

ソニーは自社で運営する動画共有サイト「アイビオ」上に、各種商品を紹介する体験型情報番組を配信するサービスを始める。番組スポンサーを集め、短時間番組を制作。利用者は一般の投稿動画を視聴するように番組を楽しめる。投稿動画以外のコンテンツを増やしつつ、動画共有サイトを広告媒体として活用する。

 サービス名は「アイビオTV」。30日に番組スポンサーの募集を始め、順次サイト上で情報番組の公開を始める。番組は短編CMのような形式で、人気ブロガー(ブログの書き手)のまつゆうさんがスポンサー企業の商品・サービスを体験映像を交えて紹介する。文字や画像を使った広告に比べ、消費者が商品・サービスを理解しやすい内容にするという。


[2007年8月30日/日本経済新聞 朝刊]

フジテレビ、玄関サイトのアニメキャラを携帯向け名刺に装

2007年08月29日 12時06分02秒 | ニュース
http://it.nikkei.co.jp/mobile/news/index.aspx?n=NN001Y670%2028082007


フジテレビは28日、同社が運営するフラッシュアニメのポータル(玄関)サイト「少年タケシ」内のキャラクターを用いた携帯電話向けサービスを始めたと発表した。携帯で自分の名前や顔写真などのプロフィルをまとめた「名刺サイト」を作る際、装飾にキャラクターを使えるようにした。キャラクターの認知度をあげ、ポータルサイトの集客力を高める狙いだ。

 Gocco(東京・世田谷)が運営する携帯SNS「Gocco」内で名刺サイトを作る際に、「ミカンせいじんグリル」や「西日暮里ブルース」など少年タケシで連載しているフラッシュアニメのキャラクターを使って装飾できる。キャラクターの種類は3種類。

[2007年8月29日/日経産業新聞]

NTT、映像配信3サービスを統合

2007年08月25日 11時53分12秒 | ニュース
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20070825AT1D2100Q24082007.html

NTTは光ファイバー通信回線の利用者に提供している3つの映像配信サービス事業を統合する。現在は3社が内容の似たサービスを個別に展開しているが、知名度が低く会員数は伸び悩んでいる。統合によりコンテンツの共同調達などを進め、効率化で生み出す資金を原資にサービスの値下げにもつなげる。統合を機にコンテンツも拡充し、光回線普及をけん引するサービスに育てる。

 統合するのはNTTコミュニケーションズ(NTTコム)が運営する「OCNシアター」とぷららネットワークス(東京・豊島)の「4th(フォース)メディア」、オン・デマンド・ティービー(東京・渋谷)の「オンデマンドTV」の3サービス。(07:00)

ヤフー、ネット公売で47都道府県と契約――自治体向け事業を強化

2007年08月20日 10時38分35秒 | ニュース
http://it.nikkei.co.jp/internet/news/index.aspx?n=NN000Y911%2017082007

ヤフーは地方自治体などが税金滞納者などから差し押さえた財産を売却するためのインターネット公売において、7月で全都道府県との契約を完了した。地方自治体の税金の徴収率向上の手段として定着したとみられる。ヤフーはインターネット公売を契機に、自治体向け事業を強化する。

 ヤフーは2004年から「ヤフー!オークション」のシステムを活用したインターネット公売に取り組んできた。7月までに227の行政機関が1万点以上を出品し、総落札額は19億円を超えた。過去の最高落札額は、三重県が出品したリゾートホテルで3億1200万円。

[2007年8月20日/日経産業新聞]