人脈づくり市場急拡大・米SNSサイトの利用1億人突破

2006年08月24日 12時12分51秒 | ニュース
http://it.nikkei.co.jp/internet/news/index.aspx?n=AS2M22024%2023082006

 【シリコンバレー=田中暁人】人脈づくりなどに使われるインターネットサービス「ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)」が米国を中心に急伸している。米国では子供向けサイトも登場し、利用者は主要サイトだけで1億人を突破。集客力に着目した米グーグルなどポータル(玄関)サイト大手と提携する動きも出てきた。日本では900万人近い利用者がいるもようでアジア、欧州の市場も急拡大してきた。SNS企業との提携ビジネスが今後、業界や国境を越えた広がりを見せそうだ。

 米コムスコア・ネットワークスの調査によると、今年6月の主要SNSサイトの延べ利用者数は約1億4000万人で、前年同月から倍増。最大手「マイスペース・ドット・コム」は米国のネット総利用者数の約3割が利用するサイトに成長した。

米グーグル無料ウェブメール、日本での本格サービス開始

2006年08月24日 12時11分52秒 | ニュース
http://it.nikkei.co.jp/internet/news/index.aspx?n=AS1D2303D%2023082006

 米グーグルは23日、無料のウェブメールサービス「ジーメール」の日本での本格サービスを始めた。従来は既存の利用者から招待された人だけが登録できたが、自由に利用登録できるようにした。送受信メールの保存容量を無制限で検索機能に優れるという特長を打ち出し、ポータル(玄関)サイト最大手のヤフーを追撃する。

 ジーメールはインターネット閲覧ソフト(ブラウザー)を使い、専用画面からメールを送受信できるサービス。メール保存容量は約2.7ギガ(ギガは10億)バイトだが最大容量に近づくと自動的に増えるため、無制限に保存できるという。グーグルのネット検索と同じ技術を使うことで、大量のメールを保存していても素早く検索できる。

 メール本文を自動的に解析し、内容に関連した広告を表示することで収益を確保する。

米シスコ、映像配信ソフト会社を買収

2006年08月24日 12時11分06秒 | ニュース
http://it.nikkei.co.jp/internet/news/index.aspx?n=NN000Y928%2023082006

【シリコンバレー=田中暁人】米シスコシステムズは映像配信用ソフト開発などの米アロヨ・ビデオ・ソリューションズ(カリフォルニア州)を9200万ドルで買収する。10月までに手続きを終える見通し。シスコは得意とするネットワーク技術をTVなど家庭向けに応用する戦略を展開、映像配信や家庭用機器などを新たな収益源に育てつつある。

 アロヨはネットワークを通じて利用者がTV番組などを好きな時間に視聴できるビデオ・オン・デマンドサービス関連ソフトを開発する。

 シスコは2月、テレビ受信機大手のサイエンティフィック・アトランタを69億ドルで買収しており、今後はアロヨの技術を活用し動画コンテンツをパソコンやTV、携帯電話など様々な機器に自在に配信できるシステムをつくる。



[2006年8月24日/日経産業新聞]

マイクロソフト、米SNS大手フェースブックと広告提供で独占契約【WSJ】

2006年08月24日 12時10分19秒 | ニュース
http://it.nikkei.co.jp/internet/news/index.aspx?n=MMITba000024082006

ニューヨーク(ウォール・ストリート・ジャーナル)米マイクロソフトは23日、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)大手のフェースブック(本社・カリフォルニア州パロアルト)との間で同社のサイトに広告を提供する独占契約を結んだと発表した。性急に交わされたこの合意は、オンライン上に飛び交う広告収入の確保をめぐる競争の拡大を浮き彫りにした。

 SNSは、ウェブ上で友人を紹介し合い友人関係を広げるサービス。マイクロソフトは、「ソーシャルネットワーキング」サイトを運営するフェースブックに広告を販売・提供する。フェースブックはハーバード大学の学生が立ち上げたウェブサイトから発展したもの。市場調査会社ヒットワイズによると、現在、米ニューズ・コーポレーションのSNS「マイスペース」に次いで、ビジター数ベースで全米2位。

 マイクロソフトとフェースブックの幹部らは、両社の3年契約はバナー広告から開始するが、将来はマイクロソフトのインターネット検索サービスと連携した広告も手掛ける方針を示した。その他の具体的条件は明らかにしなかった。

 今回の合意は、ライバルの米グーグルとの競争に苦戦を強いられているマイクロソフトを支援する可能性もある。マイクロソフトはネット検索事業に多額の資金を投じたものの、依然グーグルの後塵を拝している。マイクロソフトの課題の1つは、自社サイトにより多くのユーザーを呼び込むことだ。ビジター数が多くなれば、広告主にとっては魅力が増す。フェースブックは大学生の間で広く普及しており、登録ユーザー数は約900万人。マイクロソフトは、今後このユーザー層を利用することができる。

 マイクロソフトは数週間前に、マイスペースとの同様の提携をめぐり、グーグルとの争いに敗れたばかり。グーグルは、ニューズにほぼ3年間で少なくとも9億ドルの広告収入を保証し、マイスペースに対するネット検索関連の広告・技術の提供をめぐる四つどもえの争いを制した。マイクロソフトの上級副社長、スティーブ・バーコウィッツ氏は、フェースブックとの契約は「同等なものではない」と語った上で、具体的条件の言及は避けた。同氏は、マイクロソフトが初めてフェースブックに提供する広告は「向こう数週間以内」に掲載されるだろう、と述べた。

 バーコウィッツ氏とフェースブックのオーウェン・ヴァン・ナッタ最高執行責任者(COO)は、交渉を先週末に始め、合意に達したのは週末だった、と語った。交渉に詳しい関係者らによると、フェースブックはグーグルとも最近、同社の広告システム利用の是非について協議していた。

 こうした交渉がマイクロソフトとの契約に照らして有効かどうかは不透明。グーグルの広報担当者はコメントを控えた。

 ヴァン・ナッタ氏は、交渉に関するコメントを避けたものの、フェースブックがマイクロソフトを選んだ理由の1つは、同社の技術とアプローチがより適しているからだ、とした。「マイクロソフトは広告とソーシャルメディアに関する新しいアプローチの必要性を本当に理解していると思う」と述べた。また、マイクロソフトのオンライン広告事業への進出が比較的最近であるため、現在システムを構築中で、フェースブックのようなソーシャルネットワーキングサイト向けに技術を「改良する」必要がない点にも触れた。