携帯と固定電話の一体サービス、ＮＴＴに認める方針

http://www.nikkei.co.jp/news/main/20060816AT3S1501Y15082006.html

　総務省は、ＮＴＴドコモとＮＴＴ東西地域会社が1つの番号を使って固定電話と携帯電話を使い分ける一体通信サービスを提供することを認める方針だ。ドコモがＮＴＴ東西から通信回線を借りて携帯、固定の両サービスを提供するといったことが可能になる。ＮＴＴ東西とドコモの連携が市場の独占を招かないよう、他の通信事業者にも公平に通信網を開放することを条件にする。1社が固定と携帯をまとめてサービスすることで、利用者は料金の割引などが期待できる。

　一体サービスは「０６０」で始まる番号を使って2007年度にも導入される。ただ、ＮＴＴ東西とドコモは、電気通信事業法で支配的事業者と認定されており、ＮＴＴ東西は家庭から電話局までの通信網を独占し、ドコモは携帯電話で過半数の市場シェアを握る。ドコモとＮＴＴ東西が連携し、それぞれが固定と携帯のサービスができるようになれば市場の独占につながる恐れがあり、ＮＴＴグループの扱いが焦点になっていた。 (07:00)

米グーグル、地図サービスを強化・割引クーポンを提供

http://www.nikkei.co.jp/news/main/20060816AT2M1600I16082006.html

　インターネット検索最大手の米グーグルは15日、同社の地図情報サービス「グーグルマップ」上で、検索先地域の小売店や飲食店などの割引クーポンを利用者に提供するサービスを始めた。人気の高い地図サービスの利用価値を高めるのが狙いだ。

　ネット利用者がパソコンからグーグルマップを使って地域情報を検索すると、検索結果と一緒にクーポンが表示される。クーポンは印刷して来店時に示せば、割引きが受けられる仕組みだ。自分のウェブサイトを持たない小規模商店などでも無料でグーグルマップ上にクーポンを掲載できる。

　グーグルはクーポン掲載店などを対象に、利用者をクーポンに直接誘導できるようなネット広告を数カ月以内に始める予定。これまでネット広告を利用していなかった零細企業などのネット広告需要を喚起できるとみている。

　クーポンは当面、米国のみで提供する。日本での開始は未定。（シリコンバレー支局） (10:09)

スカパー、Ｊリーグの放映権獲得

http://it.nikkei.co.jp/business/news/index.aspx?n=NN002Y050%2015082006

　ＣＳ（通信衛星）放送のスカイパーフェクト・コミュニケーションズは15日、Ｊリーグから2007―11年のリーグ戦の放映権を取得したと発表した。ＣＳのほか、パソコンと携帯電話向けのインターネット配信権も取得した。放映権料は公表していないが、30億円程度とみられる。

　放映権の一部をＣＳ向けスポーツ専門チャネルのジェイ・スポーツ・ブロードキャスティング（東京・江東）などに有料で与える方向で検討しているという。

　地上波とＢＳ（衛星放送）の放送権については、ＮＨＫなどが取得する方向で最終調整しているとみられる。



[2006年8月16日/日経産業新聞]