父親的生活

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殺人事件に思う事

2004-06-02 13:00:26 | 出産・育児
小学生が同級生をカッターナイフで切り殺すという、過去記憶にない事件があった。大きくニュースで取り上げられているので、恐らく殆どの人が知っているだろう。
 妻は一成と2人きりで世捨て人の様な生活を送っているので、もしかすると知らないかも知れない。この間も北朝鮮の拉致被害者家族が帰国したニュースを全く知らなかったのには驚いた。真面目な妻はテレビが子どもには良くないと聞いているので、出産後一切のテレビを見ていない。大したものだと思うが、新聞まで読んでいないとは・・・・。

 話は脱線してしまったが、殺人事件である。カッターナイフで切りつけたそうだ。
 
 私が小学校の時も似た様な事はあった。ケンかでどうしても勝てない友達が毎日ポケットにカッターを忍ばせていた事も知っているし、図工の時間にケンかになったらやっぱりカッターやはさみが登場していた。今のその現場がどういう状況なのかは知らないから何とも言い難いが、そういう「物に頼る」って子は結構いつの時代もいると思う。大人だってそうである。時々あるのは車に隠し持っていた包丁で切り殺す事件。ってことはいつも携帯してるわけでしょ、そういうものを。
 
 安心するのかな?多分。包丁やカッターを持っていると、なんとなく安心するのかな。子どもの頃特にケンカが強いわけでは無く、余り泣いた記憶は無いが、ケンカになるとすぐ涙目になっていた僕にはその気持ちは解らないではない。だったらどうしてあの頃は刺さなかったの?切り付けなかったの?。いやいやあった。実際にあったと思う。大事には至っていないがあったはずだ。極浅い傷ならあったはずだ。
 
 まず、情報が細かく早くなった事はある。情報技術が飛躍的に進歩した事は誰でも知っている。それに伴って細かい事件までがすぐに多くの人に知られるようになったのは事実だ。医療事故だって、多分今が多いということもあるだろうけど、それ以上に医療事故をあれだけクローズアップしたら、「あれ、これも医療事故?」って思う人も居るはず。そしてその人が手を上げればすぐに周知の事実になるのだ。テレビや雑誌では、少しやりすぎなのではと思われる情報まで流れているし(それは読者に判断能力が無い事も問題であるのだが)、例えばこんなblogでも見ようと思えば見られる訳だから、情報なんて溢れかえっているはずだ。だから、今回の殺人事件までは行かなくっても、警察寸前の事件は結構多かったと思う。それが人目につきやすいか、否かというだけのような気もする。
 
 思い出してもらいたい。多分教室や学校に一人はいたと思う。程度の差こそあれ物を使って相手に危害を加えそうな人は。私は「昔はそんな子いなかった」なんてウソだと思う。



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