父親的生活

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和歌山でも未履修

2006-11-01 07:00:17 | 出産・育児

やっぱりありましたね。和歌山の私立高校でも2校。うち全校生徒が1科目、理数系の20人に至っては、3科目で210時間の補修が必要だと言うK高校は、ここ数年でぐんぐん進学実績を上げて有名になりつつあった高校です。

毎年春になると”○×大学 ○名合格”などと言う実績を公表したりして、進学に懸命なのは知っていましたが・・・

でも、未履修にしてまで例えば、理系の子は社会を全く授業で受けていなかったそうなのですが、そこまですれば高校というよりは”大学予備校”ですよね。

でも、勉強なんて、地道な積み重ねや、反復、基礎があって完全に理解できるものだと私は思います。どんなにムツカシイ数式があったとしても、基本はやっぱり四則計算から始まる基礎があって成り立つものだと思いますし。それを高校1年から大学受験の勉強に絞って学習するなんて一寸おかしいですよね。

私は大学入試に失敗して1浪した経験があるのですが、夏頃の学力テストで浪人生と現役生の得点差がものすごくあった事が忘れられません。特に自分が何か勉強したわけでは無かったのですが、それだけ浪人中の勉強って、入試に絞っているんですよね。でも、これは浪人生だから出来る事であって、やっぱり現役生は普段の授業家庭科や体育なんかも含めて勉強しながら大学を受験するから意味があるのであって、それを特定の学校だけ”ずるく”未履修で受験に当てるなんて、やっぱりおかしいと思います。浪人生は1年と言う時間と引き換えにしているのですから・・・

それともうひとつ。世界史って、本当に無駄でしょうか?????これが一番の疑問。

私は高校に入ってとあるきっかけで”地理”が大好きになりました。世界の地誌なんて本当に楽しくって、詰め込んで暗記するだけだと思っていた”地理”がこんなに興味深い学問だという事を知ったのは高校生になってより専門的な内容を学ぶ様になってからですし、当時の知識が今も様々な場面で活躍しています。世界史だって立派な教科ですよね。ただ、受験科目の中では”受けなくても良い”だけであって、当然受けることも出来るし、私の友人で理系の子達でも、社会化の点数で結構稼いで有名国立大学に進学した子も沢山いましたし。私自身も、数学や、理科の得点で大学に行けた様なものですから(笑)

もしも、未履修の子達が、余裕のある1年や2年の時から世界史を勉強していたら、きっといくらかの子は世界史が大好きな教科になり、もしかしたら将来その道に進めるかもしれないのに・・・学校や親のエゴで子どもから機会を取り上げている様なものですよね。

今回を機に、高校教育のあり方、大学受験のあり方が考え直されると良いですよね。


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