父親的生活

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6:00AM

2005-03-30 17:30:05 | 出産・育児
AM6:00
携帯電話のアラームが鳴ると、私の朝が始まります。

眠い目をこすりながら妻と一成が寝ている寝室に行き、着替えを取ります。
手早くジャージに着替え、ランニングシューズを履き出かけます。
もちろん首にはタオル。必須です。
エントランスを出ると冷たい朝の空気が頬に気持ち良く、私の目を覚まします。
3月末といえど、寒い朝は息が白いのです。
毎朝のジョギングはその住宅地の中を走り、和歌山大学の跡地に建った県立図書館までです。

うちのマンションはその古い住宅地に隣接して立っています。
この場所に立つマンションを選んだ理由のひとつはこの古い住宅街。

朝早くから静かに動き始めています。

庭掃除をするおばさん。
散歩をする老夫婦。
鉄アレイを持って早足に歩く中年の女性。
犬の散歩をするおじさん。

古い住宅街だけに住んでいる方も古く、朝は比較的早いです。
そんな街中を私は走り抜けます。
新聞を取りに出てきたおばさんが「あら、早いわね、がんばって」と声をかけてくれると、
テリアを連れて散歩している初老のおじさんは「おはよう」と一言だけ言ってくれます。

私はこんな街に憧れます。

子どもが大きくなって、外で遊ぶようになったら、
私たち夫婦だけでは目の届かないことが沢山あると思います。
そんな時、ご近所にこんな方たちが住んでいらっしゃったら・・・・
新しい住宅街も憧れますが、やはり新しい街はどうしても生活の匂いがあまり感じられません。
庭に植えられた梅や松の木は、きっとその家の歴史を全て知っているのでしょう。
戦時中の物でしょうか、コンクリートで出来た「防火用水」枡。今ではすっかり無用の物ですが、水ではなく、花が植えられて新しい使命を全うしています。
コンクリートや、タイルの家も目立ちますが、まだまだ木の壁、土の壁の家が残っています。

今は向かいの国道沿いに建つマンション暮らしなのですが、いつかこの街に住みたいですね。
そうして何十年か経って、私も初老のおじさんになった頃
こんな街がいいなと思ってくれる人が居たら、最高だなぁなんて、まだこの街の人でもないのに考えてしまいます。

ジョギングは3キロ15分。
家に帰る頃は少し汗をかいていますね。
静かに家に入ると、一成もママもまだまだ夢の中。

ゆっくりとお茶を飲んで、出勤までの時間を過ごします。