父親的生活

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すり込みなのでしょうか

2004-05-27 17:50:23 | 出産・育児
 そういえば、多分一成は生れてすぐに私の顔見ていた。多分妻には悪いが、私の顔をずっと見ていた。おかげでかどうかはわからないが。一成は私が抱っこしているときは非常にいい子である。目をらんらんと輝かせている。こんな事を思う事が親バカの始まりである。しかしわが子はかわいい。掛け値なしにかわいいものだ。先日なんて、意味もなく涙が出そうになって隠すのに必死だった。こんなに嬉しいんだったら、もっと早く子どもを持てばよかったと思った。
 いくら年長者から「子どもはいいぞ、早く作れ」と言われても、子どもを持った経験の無い私には父親の気持ちなんて全く理解できなかった。しかし、父親になって日増しにその気持ちが良くわかる。


妻について

2004-05-27 10:30:31 | 出産・育児
私の妻は非常に真面目である。
私自身は常に真面目だと思っているが、その私から見ても「クソ」が付く位真面目である。

妊娠中はよく「歩きなさい」と言われる。
妻は毎日、毎日歩いていた。

妊娠中は「過剰に体重を増やしてはいけない」と言われる。
ある時の検査で、予想以上に体重が増えていたらしく母子手帳に「カロリー制限」とハンコを押されて帰ってきた。
妻は次回の検診日までに体重を落としていた。

妊娠後期からは食べ物に気をつけなさいと言われる。
妻は2月を最後に、大好きなアイスもカレーも焼肉もやめている。

昨日、妻の実家に妻と子どもの顔を見に行った。
結婚時よりも体重が5キロほど減った妻。正直かわいそうなくらい足首が細くなっていた。
でも楽しそうなのである。「全然この子はやりやすい」とけろっと言ってのける。
母親はすごいなと思う。

そしておかげで子どもは非常に順調である。
おっぱいをぐいぐい飲むので日に日に重くなる。うんちもおしっこももりもりである。

 子育てでノイローゼや、幼児虐待なんていう言葉を良く聞くが、育児を楽しんでる人にはきっと無縁な言葉なのだろう。母親は真面目であるべきだ。母親が不摂生しておっぱいが美味しくなくって子どもがぐずる。あやしても泣き止まないと不安になる。なんて悪循環の最初は母親の不摂生だ。(もっとも最初からおっぱいを全てミルクで済ませる人はこんな悩みは無いだろうけど・・)でも、きっと子どもが生れたときは、どんなお母さんでも子どもを大切に育てようと思っているはずなのである。どこで差が出るのだろうか。
 母犬は子犬の鳴き声を聞くと乳が出るという。これは生き物として当たり前の事なのだ。痒い所を無意識に掻いたり、熱い物を触ると反射的に手が動くのと殆ど同じなのだと思う。人間ももちろん同じだと思う。だから母親も子どもにおっぱいを吸われることで母親になるのだと思う。そういう意味での母乳って本当に大切だと思う。こう言うと否定をする人はまず居ないだろう。ところが、いざ自分になるとそうはいかない。これは「ごみを捨てる事は良くない事だ」とわかっているけどやってしまうのと大差ないと思う。「ここに捨ててはいけない」という事を教えてあげれば、誰かが見ていれば、一緒に手伝ってくれれば、気を使ってくれていれば誰だってごみは捨てない。これと同じなのだと思う。おっぱいの大切さを伝える人、ちゃんとおっぱいをあげているかみてあげられる人、「あげているね、えらいね」と気を使ってくれる人、そしておっぱいをだけでなく育児を手伝ってくれる人。それだけ居れば絶対大丈夫だと思う。
 所詮、真面目なんて、殆ど「誰かに見られている」と思うから真面目にしているのであって、その「目」をどうするのかで全然違ってくるはずだ。子育ては時には孤独なときもあると思う。つらいときもあるだろうし、悩むときもいやなときもあるだろう。当然一番それを気遣い「目」となりうるのは夫であり、家族であると思うが、周りもそう思うべきである。みんなが母親を気にかけているんだよと思わせればきっと子育ては上手く行くと思う。そういう意味での社会は重要であると思うし、最近の社会はやっぱり「冷たい」と言わざるを得ないのだろう。

 ここまで書くと自分の首を絞めているみたいな気分になってきた。