続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

まだ咲いている。

2013-10-07 06:58:39 | 日常
 暑さの夏の朝に涼しく咲いていた朝顔・・・。でもさすがに十月、片づけようとしているのに、まだ咲いている。

 咲いているのにもう秋だからとむざむざ取除いてもいいの?

 早く片づけたい、気持は逸るけど・・・咲き続ける花を見ると残酷なような・・・夏の草花はみんな終わってしまったと言うのに、七月、八月、九月と本当によく咲いた朝顔、よく頑張っている。
隣家から頂いた種、沢山もらってみんな蒔いたせいかもしれない。昨日今日あたりでもまだ地面から芽を出し始めている。

 あんまりにも遅れて芽を出しても季節はもう秋、花は咲かないかもしれない、多分。
 遅れて芽を出してもダメだよ・・・自分に言ってみる。

『ポラーノの広場』112。

2013-10-07 06:47:37 | 宮沢賢治
 ファゼーロが云ひました。
「姉さん、この人だよ。ぼく地図をもらったよ。」
 その娘はこっちへ出てこないでだまっておじぎをしました。わたくしもだまっておじぎをしました。
「ぢゃ、さよなら。早く行かなくちゃ」ファゼーロは走りだしました。

☆運(うんめい)である死は、尽(全てを無くす)。
 字で図り、然(ありさま)を推しはかる。
 双(二つ)の講(はなし)を総(あわせている)。

『城』1407。

2013-10-07 06:10:00 | カフカ覚書
このような陶然たる気持にひたっておれるのは、まったく馭者の態度のおかげだった。馭者は、Kが橇のなかにいることを知っているはずなのに、早くしろとも言わず、コニャックをよこせとさえ要求しないのだ。

 陶然(忘れっぽさ)/Vergesslichkeit→Verganglichkeit/移ろいやすい、儚い、無常の。
 橇/Schlitten→Schrift/文字、書いた物。
 コニャック/Kognak→Kognat/血族。

☆このような無常感にひたっていられるのは、会堂番のせい(抑制)だった。
 彼は文字(書いた物=書物)で知っているはずなのに、来世では中止することもなく、血族に決闘を申し込もうともしないのだ。