続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

ビーズに夢中。

2016-06-15 07:46:17 | 日常

 ビーズアクセサリーは超簡単で、色合わせがたまらなく楽しい。
 最初はレース糸でビーズを編み込むネックレスを作っていたけど、手間だし、かなり難しい。第一ビーズの個数を間違いなくあらかじめ糸に通しておくという最初の段階で注意を怠ると初めからやり直しになり、わたしのような大雑把な性格では辛いものがある。

 その点、ビーズのネックレスは左右等しく、あるいはバランスを崩しても微妙な配置でむしろちょっといいものができるという具合で、ここ数日熱中・・・。

 かくて今朝は、眼がちょっと辛い。

 俵万智さんのブログでの息子さんの発言、《集中と夢中の違い》に納得。

 夢中は楽しく時間を忘れさせてくれる。


マグリット『真夜中の結婚』

2016-06-15 07:15:37 | 美術ノート

 『真夜中の結婚』
 台の上段に男らしき頭部、下段には金髪の髪をした中が空洞な頭部が置かれている。厚みのある壁は不定形に削除され外の景色が天地逆さまに見える。床はベランダにフラットに続き、左脇の壁には虚空を映した鏡が立て掛けてある。

 真夜中と銘打っている、つまり太陽光のない闇の時間帯における幻想が実しやかに描かれている。
 結婚とあるので男女を想起し、台の上に置かれたの頭部を男と女であると確信してしまう。しかし、内実は身体さえもない空であり、男女の確定も不確かなものでしかない。

 言葉と内実は一致を見ないが、一致させようとする脳の働きが錯視を強行する。外の景色は本来真夜中であれば確認は困難であるが明確に描かれ、天地逆転を明らかにしている。

 本題(焦点)を外し、付随条件の景色にそれとなく重大な意味を与える。天地逆転はすなわち重力の解放でもある。
 自然の理、物理法則の解除はあらゆる約束事項を自由にする。

 『真夜中の結婚』とは、男女の結びつき(契約)ではなく、存在における不条理を条理に結びつけるという太陽(存在の基点)の不在時における暗躍である。


(写真は『マグリット』西村書店刊より)


『銀河鉄道の夜』341。

2016-06-15 06:52:09 | 宮沢賢治

すると空中にざあっと雨のやうな音がして何かまっくらなものがいくかたまりもいくかたまりも鉄砲玉のやうに川の向ふの方へ飛んで行くのでした。


☆空(根拠なく)注(書き記す)迂(遠回りな)隠れた化(形、性質を変えて別のものになる)で、迭(他のものに変える)方(方法)を含んでいる。
 潜(ひそんでいる)講(はなし)には、法(仏の教え)が秘(隠して)効(きいている)。


『城』2346。

2016-06-15 06:36:54 | カフカ覚書

「ちがいます。そんなふうな邪推をなされては、かなわないわ。どうしてそんなことをお考えになるのでしょう。わたしが知っている限り、アマーリアほどあらゆる行動にしっかり筋が通っている人間はいません。


☆「ちがいます、わたしがそのような疑念を擁護するかもしれないなどとどうして考えられるのですか。わたしが知っている限り、アマーリアの為すことすべてが永遠の正義だと誰もが知っています。