続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

契約違反。

2014-06-04 06:46:42 | 日常
 Kさんのご主人が倒れてから約半年、リハビリを経て無事退院された。続いてリハビリは必要なものの、毎日散歩を敢行している様子。Kさんは安堵しつつも、介護ベットやそのほか諸の設えの準備に奔走。

「大変ですね」と声を掛けたら、
「まったく、お父さんに言ってやったわ『契約違反だって』・・・そうしたらね、『済まないなぁ』って」と、笑った。

 まったく未来の事は誰にも分からない。
「ぼくがあなたを一生守りますから」とか何とか・・・心地よく甘い言葉。その契約、死ぬまで守って欲しいと思うのが女の情。
 若いころの喧嘩、いざこざ・・・今思えば他愛のない凸凹。でもこれからは、どんな大きな局面が待っているか分からない。
 ご主人は一家の長としてKさんにも命令口調だったらしいだけに「済まないなぁ」って言葉は身に沁みる。
 
 それぞれの家庭に、それぞれ暗黙の約束があったに違いないけれど、みんな忘れて霧消している。忘れている振りをしているだけかもしれない。時は静かに過ぎていく、事の是非を問う間もなく。


 ごく自然に、成り行きに身を任せる。どんなことがあっても・・・。
《自分は試されているのだ》という天の導きにわたしは耳を傾ける。

『ポラーノの広場』357。

2014-06-04 06:32:22 | 宮沢賢治
「わたくしも急ぎました。けれどもたしかにわたくしの方が早く済むのです。それでも向ふがさきに済んだらこっちもすぐ立とうと思ってそっと財布をさぐって大きな銀貨を一枚もって握ってゐました。


☆究(つきつめる)法(仏の教え、真理)の総ては済(救い)が律(基準)である。
 私の罪は普く内(秘密)を吟(くちずさみ)化(形、性質を変えて別のものになる)を逸(隠していること)である。
 昧(道理に暗く、物事を知らない)は悪である。

『城』1643。

2014-06-04 06:21:56 | カフカ覚書
 フリーダは、首尾よくそうしてくださったら、とてもありがたいとおもうわ、と言った。それはとにかく、これからはもうこの人たちのことを笑ったりしないし、不必要な言葉もかわさないようにします。


☆フリーダ(平和)は予言者が成功したことに感謝している、と言った。それに、これからは復讐はなく、小舟は不必要だという言葉も放った