続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

逞しい彼女たち。

2014-02-24 06:56:08 | 日常
 中華料理の講習で席を囲んだ人はわたしとKさんの他は三十代後半の若い主婦たち。
「子供が三人いて、三度の食事に追われているわ」と、一人が言った。

 彼女は若くてチャーミング、動作もてきぱき。最後のチャーハン作りでご飯をお皿に二人分盛るところを炊飯ジャーに「まだあったから」と山盛りにしてグループ席に戻ってきた。当然二回に分けての調理。ドンと盛ったチャーハンを見ながら
「子供たちに夕飯は中華って言ってきたわ」と澄まし顔。
 わたしがやったら図々しいと思われ行為も、彼女だと納得の清々しさ。
「青菜も今高いのに助かるわ」なんて言って持ち帰り用にパック詰め・・・臆することなくスマートに事を運ぶ。(偉いわ)

 貧すれば鈍す・・・と言うか、気後れして萎縮気味のわたし。生活というものに直面してステキに堂々と戦うという姿勢を見せてくれた若い主婦は新鮮に映った。


 初顔合わせのとき、開口一番「年だけとって、何も分からない初心者ですから」なんていう挨拶をしたわたし、恥ずかしいよ。
 年を重ねた風格の欠片もない・・・軽すぎる、太ったわたし。Ah・・・。

 見知らぬ人たちとの講習会、見習うことばかり。
 主宰を手伝った我がサークルのMさんも大活躍。あれこれ足りない所を察知し、右に左に人波をかけ分けての奮闘振り。

「娘に呼び出されて、急に来る事になりました」というMさんのお母さんは、わたしと同学年、見覚えがある。たしか中学が一緒で生徒会の役員などをしていた活発な人。


 物怖じせず、周りの人たちを巻き込んで楽しく場を盛り上げることの出来る才能は、受け継がれるDNAかもしれない。

『ポラーノの広場』249。

2014-02-24 06:45:14 | 宮沢賢治
「君はふぁぜーろをどこかへかくしてゐるだろう。」
「いゝえ、わたくしは一昨夜競馬場の西で別れたきりです。」
「偽を云ふとそれも罪に問ふぞ。」


☆訓(おしえ導く)に溢れた策(企て)也。
 啓(人の眼を開いて理解させる)場の状(ありさま)は正しい。
 別(区分する)義(人として行うべき道)を運/めぐらせ、在(存在)を問う。

『城』1545。

2014-02-24 06:26:37 | カフカ覚書
「たしかにごもっともです」と、亭主は、相槌を打ったが、儀礼上そうしてだけで、説得されて同意したのではなかった。
「それじゃ、従者たちを酒場に入れてやりましょうかな」と、亭主は言った。


☆「とにかくそれは確かです」と、亭主(監視)は言った。ただそれは先祖の死の入り口にすぎず、賛成したのではなかった。
「わたしが今必要なのは残された事柄(事件)の決め手です」と、亭主(監視)は言った。