ねこじゃらし2

いけばな、いきもの、食べ物、音楽、散歩を楽しむ ねこじゃらし

210627 小石川植物園 4/5 温室 3 小笠原の植物 他

2021年06月27日 | 植物・園芸など
 

コミカンソウというと、温室の除草を思い出してしまう

この科にはこんなに大きくなるものもあるのか
オオシマコバンノキ

花が付いていました。地味な花は特定のハナホソガだけが受粉するとのことで、この温室で受粉の実験をしているとの説明版がついていました
手前が雌花で、奥の大きめのが雄花でしょうか

実もなっていました。ということは、ハナホソガによる受粉が成功したってことですね
 
 
公開温室4・・・

テンニンカ 天人花
Rhodomyrtus tomentosa
ロドミルツス トメントサ
フトモモ科 テンニンカ属
日本(琉球),台湾~インド
株全体に綿毛がある
 


ダイトウワダン

ダイトウワダン ホソバワダンの変種
Crepidiastrum lanceolatum (Houtt.) Nakai var. daitoense (Tawada) Hatus.
クレピディアストルム ランセオラツム ダイトエンセ
キク科 アゼトウナ属 
南・北大東島
 
 
公開温室5・・・

ムニンツツジ 環境省レッドリスト絶滅危惧ⅠA類 別名: オガサワラツツジ
Rhododendron boninense
ロドデンドロン ボニネンセ
ツツジ科 ツツジ属
小笠原(父島)
 


ムニンノボタン レッドリストCR 絶滅危惧ⅠA類 別名: シマノボタン
Melastoma tetramerum Hayata var. tetramerum
メラストマ テトラメルム テトラメルム
ノボタン科 ノボタン属
ノボタン属には約70種あるが、日本には3種、ノボタン、ムニンノボタン、その変種のハハジマノボタンが自生する
 


ムニンシャシャンボ 絶滅危惧種Ⅱ類(VU)
Vaccinium voninense
ヴァッキニウム ボニネンセ
ツツジ科 スノキ属 
小笠原
 
 
この部屋では小笠原の植物がいくつも見られる
また来てみよう

210627 小石川植物園 3/5 温室 2 ホヤ 他

2021年06月27日 | 植物・園芸など

小石川植物園の公開温室1号館

キョウチクトウ科のHoya ホヤ サクラランのいろいろな種類が咲いていました

サクララン
Hoya carnosa 
ホヤ カルノーサ
キョウチクトウ科
日本(九州南部~琉球),台湾,熱帯アジア,オーストラリアに自生する
芳香があり、桜色をしていることが名の由来
 


Hoya cumminguiana
ホヤ クミンギアナ
 


Hoya erythrina
ホヤ エロスリナ
 


Hoya lacunosa
ホヤ ラクノーサ
 


Hoya vitellinoides
ホヤ ビテリノイデス
 

ホヤ クヤテ
 
ホヤの属するガガイモ科 サクララン属
分布: インドマレーシアから太平洋諸島
約70種あり常緑、蔓性または着生の多年草、
葉は対生・革質・多肉室・無毛・全縁
花は5数性・腋生する散形または集散花序、花冠は蝋質で白・桃・淡い黄色
吹く花冠があるのはガガイモ科の特徴
一番最初の写真、H.carnosaサクラランが九州・沖縄に自生する
 
脊椎動物に近いホヤは知ってたけど、植物のホヤは知らなかった
そういえばハート形の葉が一枚小さな植木鉢に刺さったのを花屋さんの店先でみたことあるな、あれもホヤ(Hoya kerrii)
 
参考・引用: 日本花名鑑④ p.210
 
 

パイナップル(ピーチパイン) 公式SNS
 

シロップアナナス
Aechmea coelestris
エクメア コエレストリス 読み方?
パイナップル科 サンゴアナナス属
ブラジル
 


チトセラン(サンセベリア)

サンセビレア(サンセヴィエリア) ニコティカ チトセランの花
Sansevieria nicotica Bak.
リュウゼツラン科 チトセラン属
 

Agapetes burmanica
ツツジ科 アガペテス
ミャンマー、フーコンバレー
 

キンギンソウ
Goodyera procera
グッディエラ プロケラ
ラン科 シュスラン属 
日本(屋久島以南)~熱帯アジア
 


Amorphophallus johnsonii N.E.Br
アモルフォファルス・ジョンソニー
サトイモ科 コンニャク属 ショクダイオオコンニャクの仲間
熱帯アフリカ西部
 
かぎけん花図鑑というサイトにこの花の受粉のしくみ(自家受精を防ぐ)が書いてある。なかなかすごい。この花、今、実がなっているということは、職員の方が人工授精していないかぎりは、甲虫がこの温室で受粉を助けたということになるけれども・・・
 


ヒメタニワタリ 絶滅危惧ⅠA類
Asplenium cardiophyllum
アスプレニウム カルディフィルム
チャセンシダ科 チャセンシダ属
小笠原(母島),北大東島,中国(海南島)
タニワタリの長い姿とこの可愛らしい姿とが結びつかないけど
森林中のやや湿った石灰岩上にまれに生じる常緑性のシダ
ということで、特殊な環境とアフリカマイマイの食害に脅かされているという。ここで増殖させて現地に戻したが定着しなかった。
参考: 環境省
 


『微妙な匂いがします』という説明版がついていました、匂いは良くわからなかった
Vanda lunabatan
 
 
 
わけわからず写真撮ってきたけども、こうしてあとから調べてみると、面白い(興味深い)植物ばかり

210627 小石川植物園 2/5 温室1

2021年06月27日 | 植物・園芸など
後援会では写真の利用制限について即答できないとのことで、キュレーターさんに聞いてみてくださることになりました

その間に温室へ。いつもは時間と曜日があわなくて、入ることが無かったので、これはいいチャンス
しかし、温室、きれいになったな~~
 


コミカンソウの仲間
Glochidion puberum Hutch.
トウダイグサ科 カンコノキ属
 


トーチジンジャー(カンタン)
Nicolaia elatior
ニコライア エラチオール 読み方?
ショウガ科 トーチジンジャー属
栽培
 
 
・・・や~~、温室、見慣れてないので、見慣れない植物聞きなれない属名がお出迎え
 
 


Uvaria macrophulla var. microcarpa
ウバリア マクロフゥラ ミクロカルパ
バンレイシ科 ウバリア属
中国南部,インドシナ
 

やっと見知っている植物の仲間 綿ですね
綿毛が最長で40-50mmあるという。高級品
真岡の木綿会館にいくつか綿花の種類が展示してあったけど、そのなかにこれあったのかな
参考: 綿の真実
カイトウメン 
Gossypium barbadense
ゴッシピウム バルバデンセ
アオイ科 ワタ属
コロンビア~ペルー
 


フトモモ科 (パンのみ?) クリーニングのみ?
 


大きな花が咲くと話題になり、たくさんの人が詰めかける
咲くとうれしくご苦労も多いだろうな(咲くまでも咲いてる数日間も)と想像します
ショクダイオオコンニャク  
Amorphophallus titanum
アモルフォファルス チタヌム
サトイモ科 コンニャク属
 
 
シナモンの主原料、世界最古のスパイス。シナモンとして利用されるのは、この種の他にカシア、ニッキがある。
セイロンニッケイ 
Cinnamomum verum
キンナモムム ウェルム
クスノキ科 クスノキ属
スリランカ,南インド
 
 
ゲンペイクサギ
Clerodendrom thomsoniae
コレロデンドルム トムソニアエ
シソ科(旧クマツヅラ属) クサギ属
熱帯アフリカ西部
 
 

雄しべが子房柄についている、その下の花弁と子房柄の間に黄色い短く見えるのは副花冠、Passifloraは英語でpassion flowers(キリスト受難の花)
Passiflora citrina
パッシフロラ キトリナ
トケイソウ科 トケイソウ属
グァテマラ~ホンデュラス 
 



ゴレンシ → スターフルーツのことだよね、実になったところを見に来なくちゃ
Averrhoa carambola L.
アベルホア カラムボラ 読み方?
カタバミ科 ゴレンシ属
 



ハナチョウジ 花丁子
Russelia equisetiformis Schldtl. et Cham.
ラッセリア エクイセティフォルミス
オオバコ科 ハナチョウジ属
メキシコ
 
 
う~んやはりあまりなじみのない植物が多いな、習うより慣れろ、また来よう 温室はまだ続く

210627 小石川植物園 1/5 ソテツ, ヒサカキサザンカ, クリナム 他

2021年06月27日 | 植物・園芸など
2021年4月以来の小石川植物園、ずっといけばなのお教室がお休みだったので来るチャンスが無かった

入り口左側にソテツ、これは雄花序ができかかっているところか
精子発見というとイチョウが有名だけど、このソテツでも
Cycas revoluta Thunb.
キカス レヲルタ
ソテツ科 ソテツ属
 


大木に白い花が満開、なんだろう

ヒサカキサザンカでした サザンカが今頃?

初めて見ました、サザンカ属じゃなくてヒサカキサザンカ属
葉がヒサカキで花がサザンカということか
ヒサカキサザンカ
Pyrenaria virgata (Koidz.) H.Keng
ピレナリア ヴィガタ 読み方?
ツバキ科 ヒサカキサザンカ属
日本(琉球)
 
 

入口から坂を上って突き当りのヒマラヤスギ 神楽坂で新宿区保存樹の面白い枝ぶりを見たので
改めて気にしてみるとはやり枝がグイッと横に出ている
 
園内、巨木が多い
この由来について、環境省の巨樹・巨木林データベースに紹介してありました
明治維新・関東大震災・焼夷弾が当たっても生き延びたという歴史があるという
 
昨年11月に久しぶりに訪れた時に、家の周りの公園や街路樹ばかり見ていた眼に、木ってなんて大きいんだろうと感動してしまったのもこんな歴史があったのかと改めて感慨を覚えました
 


ピンクのクリナム、クリナム ポーウェリー
Crinum × powellii Bak
ヒガンバナ科 ハマオモト属
栽培
 


クモ、苦手、太い白い網はどういう働き?
 
つづく

210627 神楽坂 ⇄ 小石川植物園

2021年06月27日 | お散歩・その他
花会2日目の今日は、朝の作品点検から終了の片付けまでの間に、小石川植物園に行ってみることにしました。
園内で撮影した写真の利用制限について後援会に行って聞いて確認しておこうと思ったからです
歩き始め、八重のベコニア センパフローレンス(和名: 四季咲きベゴニア)を発見 八重に雄花雌花があるものか、もっとちゃんと見てくれば良かった、たぶん雄花が八重になっているのではないかしら、花柄に三角の子房が無いし、八重ってのは雄しべが花弁化してできるものだから・・・
 
 
地図アプリをみて往復できそうと判断して歩き出しました

小桜橋でわたるのは神田川?上を通る首都高5号池袋線をくぐって、地下鉄丸の内1線をくぐり、中学校の横を通って、植物園へ

ナス科のツル植物、初めて見た、ツルハナナスと思われます
 
 
 


神楽坂は新宿区でしたが、文京区に入りました

急坂を上りながら振り返ると地下鉄の車庫が見えます

坂の由来
 
中学の西を通って、吹き上げ坂を下って植物園へ
ここまで地図アプリだと約30分でした