今日は、モクレンの仲間、サクラの仲間、そして温室を見に来ました
ここではモクレンの仲間をまとめます

正門から振り返ります


ハクモクレン

ハクモクレン

ハクモクレン 白木蓮
Magnolia denudata Desr.
原産地は中国
マグノリアの仲間の雌しべと雄しべ、らせん状にまとまってついていて、中心が雌しべで下の方が雄しべ このつき方は古いタイプの植物だと習った
花弁6枚、3枚の萼も花弁化していて、全部で9枚
冬芽・花芽はとくに大きい


コブシ

コブシ
Magnolia kobus DC.
マグノリア コブス
北海道~九州
コブシもマグノリア独特の雌しべ(紅色)雄しべ(クリーム色)をしている
花の下に葉が一枚 これが目印
花弁は6枚で、萼は早期に落ちている
農作業の基準木とされる


シデコブシ


シデコブシ 四手辛夷
Magnolia stellata (Siebold et Zucc.) Maxim.
雌しべと雄しべはマグノリアの特徴をしめしている
それぞれの色は時期によるのか種によるのか・・・宿題
花弁は細くて萼は花弁と同じ、全部で12~18枚と多い
平開してそり返る
花色は白~ピンクと変異がある、これはピンク色の方
自生地の愛知県では絶滅が危惧されている


ハクモクレン樹高14m

ハクモクレン 幹回り2.38mの枝も太い、妖精のようにぽぽぽっと花がなれんでいる

ハクモクレン 樹齢は推定150年
Magnolia denudata Desr.
マグノリア デヌダタ
少し元気がないと聞いていましたが、ぜひにと見に行きました
見事です 今日来たかいがありました
150年以上前というと、慶応3年10月14日(1867年11月9日)が大政奉還
植物ってすごい、激動の日本の歴史を見てきた木


さいていたのは、シュモクレン朱木蓮でした 花弁6枚、小さな3枚が萼

雌しべと雄しべはやはりマグノリアのタイプ

シュモクレン朱木蓮

大きな花芽の冬芽、小さいのは葉芽
朱木蓮の学名はYListにありませんでした
マグノリアの園芸品種はとても多い
くわしいサイトや図鑑はいまのところ探せないでいる


左、ハクモクレン、これも園芸品種かもしれない
右、シモクレンのプレートが付いている、花弁が9枚なので園芸品種・ハクモクレンとシモクレンの交配種かとおもわれる

こちらは、萼3枚が大きいけれどそれとわかるので、モクレンに近い、これも園芸品種か

Magnolia liliiflora Desr.
マグノリア リリフロラ
原産地中国
花は展葉後もしばらく残るというので、見まもりたい

こちらはサラサモクレンとも違う、ハクモクレンとモクレンの交配種と思われる園芸品種
新宿御苑では、低い位置で花を見ることもできて、よかったよかった
今日は、マグノリアをたくさん見ました