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NHK俳句に投稿です。
今回の兼題は「秋風」です。
おお、まさに本道、俳句の季語中の季語の一つですね。
コレは難しい。
藤田湘子の型1で蕩々と歌い上げたいですね。
とすれば、「秋風や」です。
秋風やで始まる例句は色々あると思いますが、金魚が代表と思うのが、
「秋風や模様のちがふ皿二つ 原 石鼎」です。
こんな感じで歌えたら良いのですが。
最初に秋風で浮かんだのが、次の句です。
「秋風やなつかしき本と出会いし古本屋」 です。
昔読んだ本と古書店で出会って、懐かしいという感じです。
人生の秋になって、若き日の読んで感動した本と出会うのは、まるで若い頃の自分と合うような感じがすると言う思いです。
下の句の「ふるほんや」が詠むと切れ字のようになります。
といって古書店というのはどうでしょう。
「秋風やなつかしき本と出会いし古書店」では字足らずです。
色々考えたのですけど、「で」など付け足すのはもってのほかと湘子に叱られそうです。
で推敲していくと「なつかしき本と出会いし秋の風」と後ろにもってくるほうが自然のような気がしてきました。
ということは「秋風や」の俳句の題材としては不適と言うことになります。
不適と判断したときは、湘子の言うとおり思い切り捨てましょう。
で別の題材を探す血からやり直しです。
いちからやりなおしです。
今回はここで一度休憩です。