夕焼け金魚 

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NHK俳句に投稿5の2

2024-06-08 | 日記
次に考えたのが傘です。
 そこで一句
 秋風や忘れ去られた赤い傘  です。

俳句の勉強のために図書館通いしているのです。
その時に玄関脇に置き忘れた濡れた傘が立てかけられていたのです。
でも本当に忘れ去られたのでしょうか ? 分かりません。
私が見たのは玄関脇に置かれていた濡れた赤い傘です。
でも、その時は晴れていたような気がしてます。
少し前には雨が降っていたのでしょう、傘を差してきて濡れた傘を図書館の中に入れたくないと思って玄関脇に置いたのでしょう。
図書館の中に傘の持ち主が図書館の中にまだいるのか、それとも図書館から出て行ってしまったのかが、分からないのです。
でも置き去りにされた方がなんとなく良いかなと思ったのですけど、やはり見たままを詠めとの師の教えを思い出して、
次の一句が
 秋風や濡れて置かれた赤い傘  です。

でも、濡れて置かれたというのはちょっとねです。

そこで次に考えたのが、
 秋風や濡れたままにて赤い傘 です。
「濡れたままにて」の「にて」は、断定の助動詞「なり」の連用形+接続助詞「て」 で状態をあらわすそうです。
単に状態を表すのではなく、傘は主人を待っているのです。
そうペットが主人を待っているように濡れたまま玄関脇で待っているのです。
傘がけなげにご主人様を濡れたままで待っているのです。

 秋風や濡れたまま待つ赤い傘  です。
ここで難問。
 秋風や濡れたまま待つ傘赤し  との比較です。
いずれがよいか、何度も口の中で詠んでみて、決めたのですが、いずれを投稿したと思いますか、考えてみて下さい。
やっぱり秋風の季語は切れ字「や」で朗々と歌いたいです。



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