夕焼け金魚 

不思議な話
小説もどきや日々の出来事
ネタ控えです

嘘の町 金沢12(蓄音機館)

2012-07-31 | 日記
東山界隈には金沢蓄音機館があります。 金沢のレコード販売会社であった山畜さんがゴミとして捨てられていた手回し式蓄音機を収集・修理していたのを金沢市に寄贈したものです。 本人にとっては貴重な物でも家族にとっては唯のゴミ。 で、引き取り手もいないので金沢市に押しつけたと言うところが、本音。 でも、手回し式蓄音機ですから、現在では貴重な物には間違いないのですけど。 金沢蓄音器館には、540台を収蔵し、常 . . . 本文を読む
コメント

嘘の町 金沢11(泉鏡花)

2012-07-30 | 日記
東山界隈にある泉鏡花記念館は、泉鏡花の生家跡を記念館にしたところです。 泉鏡花、本名鏡太郎は1873年(明治6年)11月4日、金沢市下新町に生まれました。 父は加賀藩に仕えた彫金師、母は役者の娘でした。 その母が鏡花9歳の時難産のため死亡。 その1年半後に松任の摩耶夫人像(お釈迦様のお母様)に詣でたのを契機に、彼の頭の中で亡き母と摩耶夫人が重なり、生涯続く摩耶夫人信仰が始まったといわれます。 北 . . . 本文を読む
コメント

嘘の町 金沢10(金箔工芸館)

2012-07-29 | 日記
東山界隈には、金箔工芸館があります。 安江金箔工芸館は、金箔打ち立て師、安江孝明氏が収集していた絵画、書、能装束、加賀蒔絵、加賀象嵌、陶磁器、金沢仏壇などの美術工芸品を所蔵、展示しています。金箔に関する道具類を展示し、製造工程を紹介している。平成22年10月に駅西の方から東山に移転しリニューアルオープンしました。 加賀藩祖・前田利家が文禄2年(1593)豊臣秀吉の朝鮮出兵に従って滞在していた肥前名 . . . 本文を読む
コメント

嘘の町 金沢9(徳田秋声記念館)

2012-07-28 | 日記
東山界隈に徳田秋声記念館があります。 徳田秋声(1871~1943)は金沢市横山町、加賀藩の家老横山三左衛門の家臣徳田雲平の3男として生まれました。 尾崎紅葉に学び「藪柑子」発表以来、硯友社の四天王の一人といわれた。 地味な作風のうちに自然主義作家の代表者とみられ「新世帯」「足跡」「黴(かび)」「爛(ただれ)」「あらくれ」「仮装人物」などの代表作を発表、未完の名作「縮図」を最後に昭和18年11月1 . . . 本文を読む
コメント

嘘の町 金沢8(東山)

2012-07-27 | 日記
金沢市の名所に東山界隈があります。 優美で上品なまちなみの「ひがし茶屋街」と、藩政時代の道筋が残る「卯辰山山麓寺院群」を中心としたエリア。曲がりくねった小路を巡り歩くと、豊かな自然に包まれた静かなたたずまいを感じることができる。卯辰山は山全体が公園となっていて、山頂には日本海まで見渡せる展望台がある人気の散策スポットだそうです。 浅野川は泉鏡花が「女川」と称したようですが、藩政期には犀川の方が「女 . . . 本文を読む
コメント

嘘の町 金沢7(武家屋敷)

2012-07-26 | 日記
金沢市観光の名所に武家屋敷跡があります。 ホームページにも、「金沢の中心街からすぐ近くに位置する長町武家屋敷跡界隈には加賀藩士の中・下級武士の屋敷の跡が残っており土塀や用水、石畳の残る町並みは風情ある雰囲気が感じられます」とありますが、此処はもと長家の下屋敷があったところで、当然住んでいる人達は長家の陪臣で前田家の武士の位で言うと、下級クラスの武士しか住んでいないところです。 土塀があって石畳が . . . 本文を読む
コメント

嘘の町 金沢6(金沢の水)

2012-07-25 | 日記
金沢の水道には二つの噂があります。 一つは昭和30年代の夏、京都から著名なお茶の師匠がおいでになったとき、あいにくお弟子さんは留守でしかもお茶用の水を切らしていて、奥様は仕方なく冷蔵庫にあった水道水を師匠にお出ししてしまったそうです。帰宅した弟子が水道水を師匠に出してどの様に叱られるかとビクビク挨拶したら、「さすが貴方は良い水を使っておられる。京都でもなかなかこんな名水は手に入りませんよ」と師匠に . . . 本文を読む
コメント

嘘の町 金沢5(忍者寺)

2012-07-23 | 日記
金沢観光名所の一つに忍者寺(妙立寺)があります。 ここを最初に忍者寺と紹介したのは、少年サンデーで、昭和38年頃の夏の事だと記憶しています。ただの古びたお寺さんだったのが、急に観光客が増え始めて、昭和40年代になると予約しないと拝観できなくなってしまいました。また、当初は一番上の展望台も見る事ができたのですが、昭和40年頃には展望台には昇れなくなってしまいました。 お寺さんのホームページには「犀川 . . . 本文を読む
コメント

嘘の町 金沢4(兼六園)

2012-07-21 | 日記
                              兼六園の噴水 嘘とはちょっと違うのですが、金沢の人が一番とか、最古にこだわる話として兼六園の噴水があります。 兼六園の噴水は1861年にできて日本最古のものだと言っていたら、日本公園緑地協会の会長から偕楽園の噴水(吐玉泉)の方が1842年でこちらの方が古いのではと疑問を投げられたそうです。  そこで、古文書を捜して1837年に泉水という . . . 本文を読む
コメント

嘘の町 金沢3(日本武尊)

2012-07-20 | 日記
                    写真は月岡芳年の書いた日本武尊です。 兼六園になぜ日本武尊がいるのか? 西南戦争の戦没者の慰霊碑としてなぜ日本武尊なのかと言う事は、金魚も幼き頃疑問に思って、土地の歴史に詳しい人に聞いた事があります。 その時教えて貰った逸話です。 日本武尊が九州の熊襲建を討ち果たす事を命じられたが、従う部下の数が少なくて困っていたとき、いち早く駆けつけたのが現在の加賀の . . . 本文を読む
コメント